細川藤孝が勝龍寺城を改修した際に本丸にあらたに3カ所の井戸を掘っています。
その井戸跡が現在の勝竜寺城公園内に残っています。
井戸跡(本丸)
城にとって最も大切な井戸は、本丸内から四か所で発掘された。そのうち、この井戸を含め三か所が細川藤孝による城の改修時のものであった。
井戸は直径〇・九メートル、深さ二メートルで、底に太い木を井桁(いげた)に組み、その上に石を積み上げた立派なもので、発掘調査中にもこんこんと水が湧いていた。石には土塁の石垣にも使われた石仏(せきぶつ)や五輪塔(ごりんとう)などが含まれていた。
井戸の周囲には、溝や石組みの水溜めが造られ、当時の生活の一部を知ることができた。
平成四年三月長岡京市