京都市考古資料館は聚楽第跡近くにある考古資料専門の博物館です。
これは本能寺跡から発掘された鬼瓦や軒丸瓦です。
館内の展示はすべて撮影可能となっています。
戦国時代(安土桃山時代)についての展示コーナーにある案内です。
桃山文化の開花(A.D.1568-1615)
永禄11年(1568)の織田信長(おだのぶなが)の入京により、京都は新しい時代を迎えることとなる。しかし、武家御城(ぶけおんじょう)(旧二条城)・本能寺などを除いで、信長が京都に残した足跡は必ずしも多くはない。
これに対して、後継者となった豊臣秀吉(とよとみひでよし)は、京都を政治拠点として整備した。居城としての聚楽第(じゅらくだい)の造営、京都を囲む総延長22.5kmの御土居(おどい)の構築、公家町(くげまち)・寺町の形成、南北に細長い町割(まちわり)の再構成など、平安京以来、少しずつ形を変えてきた京都の町並みが大きく変貌し、市街地が拡大した。また、洛外には方広寺(ほうこうじ)や伏見城(ふしみじょう)が建造された。
町並みの変貌とともに、金箔を貼り付けたきらびやかな瓦、茶の湯の隆盛を示す志野(しの)・織部(おりべ)・唐津(からつ)などの茶陶(ちゃとう)に見られる、絢爛豪壮(けんらんごうそう)な文化が花開き、産業が発達し、近世社会への道が開かれた。
また1階受付でスタッフにお願いすると、市内の歴史散策マップがもらえます。
20種類から4つまで選べますが、お城関連では「聚楽第」以外にも「御土居跡」や「淀城跡」、「伏見桃山」などがありました。
在庫があればA4サイズの「聚楽第と周辺ガイド」もいただけると思いますので聞いてみてください。
京都市立考古資料館の観光情報
住所 | 京都市上京区今出川大宮東入ル元伊佐町265-1 |
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開館時間 | 9:00~17:00(※入館は16:30まで) |
休館日 |
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観覧料(常設展示) | 無料 |
URL | http://www.kyoto-arc.or.jp/museum/ |