高島城を攻城してきました

毎年、正月には初詣がわりに近場のお城を攻めるようにしているのですが、今年は東京に引っ越してきたこともあり、電車に乗って諏訪高島城までいってきました。
ついでに諏訪大社にお参りしてこようかなと思って（今年は厄年なので）。

JR中央本線の上諏訪駅が最寄り駅です。特急「あずさ」なら新宿から3時間弱で着きます。
上諏訪駅にはホーム脇に足湯があるんですね。びっくりしました。たまたま帰りの電車がすぐ来たので入れなかったんですけど、足湯があれば30分くらい時間をつぶせるのでいいと思います。

高島城は駅から徒歩10分ほどの場所にあります。 今回は諏訪大社にも寄りたかったので、駅前でレンタカーを借りることにしました。 お城についてまず驚いたのは、お堀が凍ってたことですね。 まあ路肩に雪は積もってたので、多少の雪が残ってることは想像してたんですけど、カチカチに凍ってるとは思いませんでした。 歩いて渡れるくらい分厚い氷だと、防御設備であるお堀の役割を果たせないと思うんですけど、当時はなにかしら凍らない（あるいは割れやすくする）工夫とかしてたんですかね。 それでもめったに見れない凍ったお堀というのは特別感があってよかったです。 現在の高島城址は高島公園として整備されていて、復興天守が建てられています。 公園の入口にも立派な楼門が再建されています。 橋の上から見る天守がなかなかいいんですよね。 個人的には橋を入れない構図のほうが、高島城はカッコいいと思います。 高島城の天守は1970年（昭和45年）に建てられたもので、内部は資料館になっています。 最上階からは諏訪湖が一望できますし、晴れていると反対側からは富士山まで見えるそうですよ。 もともと高島城は「諏訪の浮城」という別名もあるように、諏訪湖に突き出た島を利用して築城されていました。 しかし江戸時代に入って、日根野氏に代わって入城した諏訪頼水は城下町の整備につとめ、湖水の水位を下げる工事をおこなったため、次第に高島城は諏訪湖の湖岸から離れてしまったそうです。 江戸時代の時点ですでに浮城ではなかったというのは知りませんでした。 あと、これは前にテレビ番組「おしろツアーズ」で紹介されてて知ってたんですけど、高島城の敷地にはかつて温泉施設があったそうです。 お湯を流すための石集配湯枡が公園内に置いてありました。 着いたときは雪がやんでたんですけど、帰る頃には降りだしていて、雪の中の天守の写真も撮れてちょっとラッキーでした。 それと、高島城は意外にも「日本100名城」には登録されてないんですけど（おそらく長野県が多いために選に漏れたのかな）、「日本三大湖城」のひとつに選ばれているので、今回の攻城でバッジを獲得できました！ このバッジはお城同士がけっこう離れていることもあってか、まだ4人しか獲得してないんですね。 おまけ。お堀に張った氷の上でカルガモが休んでいました。かわいかったです。