京都は地震や台風の被害が少なく、さすが王城鎮護の神々に護られているとSNSでは定期的に話題になります。もちろんこれはウソで阪神・淡路大震災のときには京都も被害を受けてますし、今回はそれほどでもないですが過去には台風による大雨で鴨川や桂川が危険な水位になったこともあります。
それこそ大河ドラマでも鴨川が決壊する話がありましたが、平安時代はよく堤が決壊して、大規模な氾濫も頻繁に起きていたそうです。とくに西側は災害が多くて、左右対称だった京の都の右側(東側)が栄えたとも言われますね。中国の都にちなんで西を長安、東を洛陽と呼んだので「上洛」という言葉が生まれたわけですが、もし西側が栄えていたら「上長」とでも呼んでいたのでしょうか。別の意味もあてややこしいから上洛で良かったかも。
ともあれ今年は年初から地震があり、その後も地震にはじまる南海トラフ地震の警戒もあり、そして非常に強い台風の襲来と自然の脅威にさらされ続けています。
ご自身や家族、知人が被害にあわれた方もいらっしゃるでしょうし、交通機関の運休などで仕事や旅行の予定が狂った方も多いと思います。
松山城はじめお城の被害(やそれに伴う近隣地域への被害)も増えていて、熊本城を例にあげるまでもなく、やっぱり見に行けるときに行っといたほうがいいですね。それこそ丸岡城も1948年(昭和23年)の福井地震で全壊してるので、現存天守もいつまでいまのまま在り続けられるかはわかりません。
1年にひとつずつでもいいので「行きたい」に登録した遠方のお城を消化したいものですね。
それでは先月のレポートです。
先月のレポートで報告した通り、昨年末からのアクセス数の低調は検索エンジンの順位が下落した影響によるもので、専門家にアドバイスしてもらい対策を7月末におこないました。
すぐには効果が出ないと言われていたのでアテにはしていなかったのですが、早くも効果があったのか、あるいはたんに夏休みの影響なのかわかりませんが若干回復しています。
(お盆期間中のアクセスが多かったのでたぶん夏休み効果だろうと思います)
月末は台風の影響で城めぐりどころか外出も控えるような日が続いていたのでアクセスも少なかったのですが、お城に出かけられない平日や雨天時のために、歴史を学んだり、次に行くお城を探せるような機能やコンテンツを充実させるべくいくつか準備中です。
先月の数字 | 前月の数字( これまでの累計) | |
---|---|---|
訪問数 | 294,177 | 313,067 |
ページビュー | 865,998 | 794,561 |
滞在時間 | 04:22 | 03:32 |
登録者数 | 490人 | 339人 ( 6,083人 ※アクティブのみ) |
当月の攻城数(人) | 6,411回(1,293人) | 3,835回(928人) |
「行きたいお城」登録数 | 6,284件 | 4,094件 |
アップされた写真の枚数 | 3,788枚 | 2,580枚 ( 338,678枚) |
総あっぱれ!数 | 90,139回 | 73,534回 |
検索順位が下落するってどういうことなのか、サイトを運営したことのない方にはなかなか想像ができないと思います。
要するにGoogleなどで「姫路城」と検索した場合に攻城団の姫路城のページが上から何番目に表示されるかという話です。1年前はおおむね10番以内(1ページ目)に表示されていたのですが、昨年末あたりから20番目とか30番目くらいまで下がってしまい、一時期持ち直したりもしましたが、GWあたりからどんどん下がりまくって50番目とか、ひどいときには100番以内から消えちゃうようになりました。
以下が「姫路城」での検索順位を日毎に示した折れ線グラフです。心電図みたいなものですが、真ん中あたりからどんどん危険な状態になってるのがわかりますよね。
これは言い換えるとGoogleから価値がないダメなサイトの烙印を押されたということなのですが、贔屓目があるにせよ攻城団より質・量ともに秀でているサイトはそう多くないと思うので、理不尽な状況だとぼくは考えています。それで少し対策を施したところ、激しく乱高下しつつも直近では上昇傾向にあります。
またここから下がる可能性もあるので現時点ではまったく安心できませんが、以前は安定して上位表示されていたので、そこに戻せるはずです。
今回のあれこれを経験して、最新の検索エンジン対策の動向はちゃんと追いかけないといけないなと思いました。
サイト運営にはいろんな技術や知識が求められます。勉強することばかりで大変ですが、攻城団に投稿されたみんなの訪問ガイドや現地の写真は、これからそのお城を訪問される方にとってぜったいに有益だと思うので、ちゃんと「○○城」で検索した方に見てほしいのです。
と同時にもうアクセス数の増減に振り回されたくないとも思っています。もともとアクセス数は指標にせず、その増減に対して一喜一憂しないよう心がけていたのですが、100万PVを超えたあたりからそれが当然だと思ってしまったり、下回ると落ち込んだりするようになっていました。
ただその状況下でもポップアップ表示など《PV数を増やさない》機能開発を続けたことはえらいと思います。別ウィンドウを開いたり、ページを分けたほうがPVは増えますからね。
数か月前から「総あっぱれ!数」をチェックしていますが、やっぱりサイトを活用いただけているか、利用者である団員のみなさんが楽しんでくれているかを指標にすべきで、その考え方にブレはありません。
そもそも非ログイン時に掲載していた小遣い稼ぎのための広告もほぼ消したので、お金のためにアクセス数を追いかける必要がなくなったというのもあります。
とはいえ現在も登録時のコメントで「もっと早く知りたかった」と書いてくださる方が大勢いらっしゃるので、ひっそりと隠れ家レストラン的に「知る人ぞ知る」でいいとは思っていなくて、日本中のお城好き・歴史好きの人には知ってほしいですし、そのためにやるべき努力や対策はしっかりやろうと思っています。大変ですけどね。
先月もどこにも出かけませんでした。
二条城の本丸御殿がいよいよ公開されたので明日見学に行ってこようと思ってます(予約が必要なのでご注意ください)。
先月はタイムラインの文字サイズ調整とか小さな改善も含めていろいろおこないました。
まず以前「共有メモ」と呼んでいた入力欄(と表示名)の名称を「訪問ガイド」に変更しました。あわせて入力フォームも微調整しています。
続いて訪問ガイドの文中に書かれた緯度経度の自動リンクを同一画面内でポップアップ表示するようにしました。
最後は今回いちばんお伝えしたいお知らせです。
今年も団員総会を開催します!
11月16日(土)に京都でやりますので、ご都合のつく方はぜひご参加くださいね。毎年初参加の方が3〜4割くらいいらっしゃるので、今年も多数の団員の参加をお待ちしています。
(いま23人が参加予定で、あと26人です)
台風や大雨でなかなか出かけられない日が続いていますが、もう少ししたら出かけやすい行楽シーズンがやってくるのでぼくも遠出を計画中です。
では今月も攻城団で楽しんでください!
toproadさんが城がたり「よくわかる小牧山城」を企画してくれました。愛知県小牧市と調整してくださり、学芸員の方にZoomで話していただけることになりました。小牧山城の歴史、発掘調査の成果など、いろんな話が聞けると思いますのでぜひご参加ください。
つづきを読む昨年に続いて第6回目となる団員総会を開催したのでレポートを書きました。今年は去年と同じ会場でしたが、内容はかなりアップデートしています。とくに「お城ビンゴ」は盛り上がったので、今後の定番ゲームにしていきたいですね。来年はさらに多くの団員と集まりたいです。
つづきを読む美濃守護・土岐氏の庶流である久々利氏の居城、久々利城にも攻城団のチラシを置いていただきました。可児郷土歴史館と久々利地区センター、さらに可児市観光交流館で入手可能です。
つづきを読む小栗信濃守によって築かれた本陣山城(御嵩城)にも攻城団のチラシを置いていただきました。「東美濃の山城を制覇せよ!」キャンペーンの缶バッジ受取場所でもある、御嶽宿わいわい館で入手できます。
つづきを読む土岐明智氏の居城であり、戦国時代にはその一族である妻木氏の居城になった妻木城にも攻城団のチラシを置いていただきました。もとてらす東美濃で入手できます。
つづきを読むあなたのお城巡りをより便利に快適に、そして楽しくするためにぜひ登録してください。
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