本日「マンガでわかる二条城」を公開しました!
毎度のことながら取材した内容をもとに、それ以上の情報をあちこちからかき集めてきて大変充実した内容になっています。ぼくはもう何度も読んでいますけど、二条城をこういう視点で紹介した人はほとんどいないんじゃないでしょうか。
(二条城がマンガに登場すること自体珍しいですけどね)
マンガなので簡略化した部分ももちろんあるのですが、それでもかなり丁寧に取り上げていただいています。
家康が高台院(ねね)と能を鑑賞しているシーンが描かれていますが、じっさい二条城の記録にも「家康、二条城に高台院、公家衆を招いて能を催す。」といったことが残っています。
ほかにも寛永行幸にあわせて櫓門を薬医門に改修したことや天皇が一度も地面に降りることなく御殿から天守まで歩けるように二階建ての橋廊下がつくられたこと、さらには西門に落書きが残っている小ネタまで盛り込んでいただいています。
そして今回も池田長惠と松平信道というふたりの人物を取り上げていますが、ぼくははじめて知りました。
でもこういう方々があの「天明の大火」のさなかで大活躍したからこそ、ぼくらはいまも二の丸御殿を見ることができているわけで、ちゃんと名前を記憶しておくべきだよなと思いました。
またこのマンガの内容をより深く案内する二条城ガイドツアーも現在、参加者募集中です。
詳しくは以下のページをご覧ください。
【団員限定】第5回二条城ガイドツアー参加者募集 | 攻城団(全国のお城検索サイト)
攻城団の二条城ガイドツアーが約1年ぶりに開催されます! 再開にあわせて内容も見直しました。最初にガイドブックを使った短めの講習をおこなって現地をより深く楽しめるようにします。徳川家康が天下普請で築かせ、徳川家光が後水尾天皇の行幸を迎えるために大改修をおこなった徳川家の究極の城をいっしょに満喫しましょう。
毎月恒例の月次レポートを公開します。台風や大雨でなかなか出かけられない日が続いていますが、もう少ししたら出かけやすい行楽シーズンがやってくるのでぼくも遠出を計画中です。では今月も攻城団をよろしくお願いします!
つづきを読む訪問ガイドに緯度経度が入力されていた場合の地図の表示方法を変更しました。画面遷移せずポップアップで確認できるようになったのでかなり便利だと思います。
つづきを読む攻城記録を残す際の公開用のメモ欄の名称を「共有メモ」から「訪問ガイド」に変更しましたので、その理由などを説明します。
つづきを読む歴史的にも有名な水攻めの舞台でもある、備中高松城にも攻城団のチラシを置いていただきました。城址にある備中高松城址資料館で入手できます。
つづきを読む今年も団員総会を開催します! 11月16日(土)に昨年と同じ京都アスニーの大きな和室を借りたのでぜひご参加ください。
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これまで描いてきた七尾城に丸岡城、明石城では、「城が舞台」の色合いが濃かったのですが、今回はまさしく「城が主役」のマンガになったと思います。
現在遺っている施設で最も歴史が古いものは、総じて徳川秀忠が大御所の頃に手を加えたものです。
そこにはどこにも、秀忠の心意気が凝縮されているのだと、まざまざと感じさせられました。
彼の再評価のためにも、多くの方に読んでいただき、共感してもらえたらと願います。