宇都宮城
宇都宮城

[栃木県][下野] 栃木県宇都宮市本丸町旭1丁目


  • 平均評価:★★★☆☆ 2.97(--位)
  • 見学時間:40分(--位)
  • 攻城人数:1094(156位)

釣天井伝説(宇都宮城釣天井事件)

宇都宮城には釣天井伝説があります。
これは江戸時代初期、当時の宇都宮城主で江戸幕府年寄の本多正純が、3代将軍・徳川家光を暗殺するために、宇都宮城に釣天井(吊り天井)を仕掛けたことにより、本多家は改易、正純が流罪となったというものです。

じっさいには宇都宮城に釣天井の仕掛けは存在せず、改易は別の原因によるもので、この伝説は創作されたものだと考えられています。

宇都宮城ものしり館にパネルが展示されています。

宇都宮城釣天井事件

この釣天井伝説のもとになったと考えられるのが、宇都宮城釣天井事件(本多正純改易事件)です。
これは幕府内で絶対的な権力者となった本多正純が、その存在を疎ましく思っていた土井利勝らの謀略により、2代将軍・徳川秀忠暗殺の嫌疑をかけられ改易、正純が流罪となった事件です。

なおこの事件の背景、黒幕には複数の説があります。
秀忠の姉で奥平忠昌の祖母・加納御前の恨みによるという説、秀忠自身が父である家康の代から幕閣の中で影響力を大きく持ち、自らの意に沿わない正純を疎ましく思っていたという説など、いずれも正純にとってはぬれぎぬを着せられる形となっています。

本多正信・正純父子自身も政敵である大久保忠隣を謀略によって失脚させているため、因果応報ではあるんですよね。
   

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全国 御城印 大図鑑

御城印を集めるということには、あまり興味なかったのですが、攻城団のはじめての出版本ということで常購入いたしました。購入前の想像を覆す、それぞれの城の簡潔明快な説明文と共に、それぞれの城独自の御城印が面白く、食わず嫌いだったことに反省させられました。多くの人達が夢中になるのも納得です。僕みたいに、あまり御城印に興味なかった人、城に関して興味のなかった人、そしてお城訪問したい初心者にも、とても親切で、新しい世界に招き入れてくれるステキな本を手にしました。次の城からは、御城印に手を出してしまうかもしれない自分を感じます。

片桐且元さん)

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