萱生城は北勢四十八家のひとつ、春日部宗方によって築かれた城です。要害の地にあったことから、1568年(永禄11年)の織田信長による北勢侵攻で滝川一益らに攻められるも落城しませんでした。しかし1573年(天正元年)に攻略され、廃城となりました(落城時期については諸説あり)。その後、「小牧・長久手の戦い」の際には織田信雄に加担した徳川家康が城を修復して、羽柴秀吉の侵攻に備えるために佐久間正勝を守将としています。現在城址は暁学園の敷地となっており遺構はほとんど残っていませんが、土塁と空堀がわずかに確認できます。
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