小牧山城
小牧山城

[愛知県][尾張] 愛知県小牧市小牧町字八幡前


  • 平均評価:★★★★☆ 3.57(53位)
  • 見学時間:1時間17分(35位)
  • 攻城人数:2834(38位)

山の岩盤に築いた石垣

調査により山頂曲輪の一段下にも石垣があったことが確認されています。

史跡小牧山主郭地区~織田信長が築いた小牧山城~
山の岩盤に築いた石垣
 大手道から頂上の主郭(曲輪001)に到る主郭地区の史跡整備に向けて、遺構の遺存状況を確認するため、平成16~21年度にわたり4次の試掘調査を実施しました。
 曲輪001を取り巻くように設けられた上段の曲輪021と曲輪023(現在地)を画する崖状の法面の調査では、小牧山の岩盤層の切り立ちの上に築かれた石垣を確認することができました。
 近世城郭に多い水堀の底から立ち上がる平城の高石垣は、松の胴木を松丸太留めした上に基礎の根石を据え、間石を詰めながら積み石を組んでいきますが、ここでは、小牧山の自然の地形を活かし、岩盤を基礎としてその上に積み石をしたり、切り立つ露出した岩盤の崖そのものを石垣に見立てていたようです。石垣は、一部で2段の積み石が残っていたのみで、天端石は失われていました。
 石垣の上段となる曲輪021の端部は、黒色土と砂礫層(岩盤が2〜5cm大に細かく砕かれたもの)が交互に積まれて造成されていました。
 曲輪023の崖際では、裏込石として使われていたと考えられる大量の礫(丸礫、角礫とも)の堆積を検出しました。小牧市教育委員会
   

この記事をいろんなキーワードで分類してみましょう。

この記事のURLとタイトルをコピーする
これからあなたが訪問するお城をライフワークとして記録していきませんか?(過去に訪問したお城も記録できます)新規登録(登録は無料です)

小牧山城の城メモ一覧

あなたのお城巡りをより便利に快適に、そして楽しくするためにぜひ登録してください。

新規登録(登録は無料です)

フォローしませんか

攻城団のアカウントをフォローすれば、SNS経由で最新記事の情報を受け取ることができます。
(フォローするのに攻城団の登録は不要です)

今日のレビュー

合戦地図で読み解く戦国時代 (SBビジュアル新書)

戦国時代に起こった数々の「合戦」にフォーカスして、「なぜその合戦は起きたのか」から「合戦はどのように経過したのか」を地図などで図解し、さらに「合戦の結果、その地域の情勢はどう変化したのか」まで解説してくれます。

こうの)

書籍ページを表示する

すべてのレビューを表示する

フィードバックのお願い

攻城団のご利用ありがとうございます。不具合報告だけでなく、サイトへのご意見や記事のご感想など、いつでも何度でもお寄せください。 フィードバック

読者投稿欄

いまお時間ありますか? ぜひお題に答えてください! 読者投稿欄に投稿する

トップへ
戻る