コースケさんがすでに報告してくれてますが、今週の月曜日に攻城団はぼくの個人サイトから、「攻城団合同会社」という会社が運営するサイトになりました。
これで「いちおうは」ぼくがいつ死んでもサービスは止まることなく継続して運営できるようになったわけですが、じっさいにはサーバーのパスワードはぼくしか知らないとか、まだまだ個人に依存している部分は残っていますので、これから数年かけて完全に切り離していくつもりです。
ぼくの将来の夢は、攻城団の雇われライター「元団長・こうの」として、全国各地のお城めぐりをしながら、現地の写真を撮って、地元のおいしいものを食べて、それを記事にして攻城団に載せてもらうような日々を送ることです。
そして全国の団員のみなさんとお会いして、攻城団についてのご意見ご感想を直接伺ったり、いっしょに城めぐりしたり、お城や歴史についてごはんを食べながら話すような機会をつくってまわりたいんですよね。
ただそのためにはほんとうにたくさんやらなきゃいけないことがあります。
まず「元団長」になるためには「新団長」を連れてこなきゃいけないですしね。団長を引き継いでもらうには、それなりに魅力のあるポストにしなきゃいけないし、そのためにはそれなりのお給料を用意しなきゃいけません。
お金だけで仕事を選ぶような方はたぶんぼくらと話があわないと思いますが、かといってボランティアで何十年とつづけられる仕事なんてないことをぼく自身がよくわかっています。
ですからお金が理由で断られることがない程度にはお給料を支払える会社にしたいものです。
「会社できました!」の報告のはずが、いきなりリタイア後の話みたいになっていますが、そもそもこの法人化(永続化プロジェクト)はぼくのリタイアでもってひとまず完了するのです。
もちろん「いますぐリタイアするぞ」って話ではないんですけど、一日も早くそれが叶う状況をつくりたいなと思ってます。
やりたいことは元々たくさんありました。
この一年、コースケさんといっしょに各地の方々と話をさせていただくことで、みんなが困っていることと、攻城団がお役に立てそうなことも見えてきました。
そしてその解のひとつとして、七尾市でのプロジェクトがいよいよ来月からはじまります。地元の高校生に向けて話すための資料をつくっているところですが、いまからワクワクしています。
いま攻城団は団員のみなさんにとても愛されていると感じています。毎日のように「団長さん」と届くメールにはいつも勇気づけられています。
ぼくらもみなさんと同じように、この攻城団という場が大好きですし、この先もずっと残せるようにより一層がんばっていきたいと思っています。
先日「法人化して組織として永続できる可能性は高まったかもしれないけど、『攻城団らしさ』をどうやって永続(維持)させるのか」と聞かれました。
そのときぼくが答えたのは「いまぼくが心がけているように、利用者のみなさんの声を常に聞き、ブレてないかを確認しながら進めれば大丈夫」という内容でした。
昨夜アップしたコースケさんの文章にも「攻城団の運営は利用者のみなさんといっしょにおこなっている」とありましたが、ぼくとしてはうれしい偶然でした。
法人化を進める中で「団長の仕事とはなんだろうか」と考えることが増えました。
もともとはひとりですべてをやってたわけで、コースケさんが参加してくれるようになってからもサイトの運営自体はほぼひとりでやってきました。
開発、デザイン、お城のデータ登録、コンテンツ作成、日々のみなさんとのやり取りなど、いまぼくが担っている役割は多岐にわたるわけですが、メール対応をはじめとするみなさんとの対話こそが団長の仕事だろうと考えています。
先日おこなったアンケートの結果報告の記事に、「こんなにちゃんとひとつずつの意見に答えてくれるとは思わなかった」という感想をいただきました。
(みなさんの貴重なお時間をいただいている以上)ぼくらにとっては当たり前のことなのですが、たしかにアンケートの結果報告すらされないケースも多いですし、個別の意見に対して運営側の説明がなされないケースがほとんどです。
きっと『攻城団らしさ』というのはこういうところに宿っているのだろうと思いますし、こうしたみなさんとの対話をつづけていけばブレずに進んでいけると信じています。
攻城団資料館の設立もまだ諦めていません。
誰もが気軽に集まれるスペースをつくれば、それを全国各地に設置することができれば、攻城団のつながりはもっと強まると思うんですよね。
とはいえ、現時点ではまだふたりきりの会社です。
残念ながらやれることはかぎられています。まずは七尾市でのプロジェクトを成功させることに注力しつつ、3人目、4人目のメンバーに参加してもらえるような体制をつくっていきたいです。
永続化プロジェクトとしては、ここからが第二章だと思ってます。
個人サポーター制の導入やイベント&ツアー開催など、今後はいままで以上にみなさんにも直接的に参加していただく機会が増えるはずです。
これからもぼくらといっしょに攻城団を育ててくださいね。あらためてよろしくお願いいたします!
toproadさんが城がたり「よくわかる小牧山城」を企画してくれました。愛知県小牧市と調整してくださり、学芸員の方にZoomで話していただけることになりました。小牧山城の歴史、発掘調査の成果など、いろんな話が聞けると思いますのでぜひご参加ください。
つづきを読む昨年に続いて第6回目となる団員総会を開催したのでレポートを書きました。今年は去年と同じ会場でしたが、内容はかなりアップデートしています。とくに「お城ビンゴ」は盛り上がったので、今後の定番ゲームにしていきたいですね。来年はさらに多くの団員と集まりたいです。
つづきを読む美濃守護・土岐氏の庶流である久々利氏の居城、久々利城にも攻城団のチラシを置いていただきました。可児郷土歴史館と久々利地区センター、さらに可児市観光交流館で入手可能です。
つづきを読む小栗信濃守によって築かれた本陣山城(御嵩城)にも攻城団のチラシを置いていただきました。「東美濃の山城を制覇せよ!」キャンペーンの缶バッジ受取場所でもある、御嶽宿わいわい館で入手できます。
つづきを読む土岐明智氏の居城であり、戦国時代にはその一族である妻木氏の居城になった妻木城にも攻城団のチラシを置いていただきました。もとてらす東美濃で入手できます。
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