コースケさんは86件のレビューを投稿しています。
検索ページKindle版のほうで購入。現代語訳ですごい読みやすかった。織田信長に興味がある人は、よんでおいて損はしないと思う。流布している信長像がそれなりに脚色されているんだなってことも、わかった。
各地のお城の特徵を詳しく書いてあって、いろいろ知れるので楽しい。写真もそれなりに載っているんだけど、写真と文がどう繋がっているのかが、ちょっとわからないページもある。
いわゆる通説ではなくて、「異説」「もう1つの説」を戦国史を通して書かれています。深掘りしてあるわけじゃないので、気軽に読むのにおススメです。
ご自身が歴史ドラマの考証・監修をされたさいのエピソードを踏まえて「歴史ドラマの考証のしかた」を紹介しています。時代劇をみてて「時代考証ってなんだろう」って興味があれば、きっと楽しめる本です。
面白い。当時の洛中のざわめきが字から聞こえる。ただ、狩野永徳の苦悩がずっと続き、最後まで救われない。むしろライバルとして登場した長谷川等伯を判官贔屓しすぎているせいか、永徳が実に狭器量な印象を与えるかも。
「武功夜話(前野家文書)」を下地として、尾張時代から織田信長を描いています。文体がとても淡々としていますので、いわゆる小説を読んだ時のドラマティックな印象はあまり起きません。ひとつの織田信長像を提起した作品であることに間違いはないと思います。(このあと、「覇王の夢」を読むといいかも)
直江兼続を題材に、政治や藩の運営にかんする小説、という印象でした。行政家としての直江兼続を描いているので、そうなるのかな。歴史の人物を通して「なにかを学びたい」的な感じの方であれば面白く読めると思う(ぼくはそうでした)
織田信長が生きていた時代は、世界史的には「大航海時代」。その渦中の中で信長はなにを目指していたのか、なぜ明智光秀は謀反したのかーをミステリー歴史小説として書いているのが面白いです。
いわゆる「網野史学」の入門みたいな感じの一冊です。百姓=農民ではない、「日本」という言葉をいつから使うようになったのか、など「言葉」から中世の歴史を読み解いています。言葉が世の中に浸透していった背景などを紐解きつつ、定住農耕民族以外の「無縁」社会についての史学観にふれることが出来ます。(余談ですが、隆慶一郎さんの小説は、網野史学を大いに取り入れていますね)
関ヶ原の戦い直後から、徳川家康は入れ替わっていた!という話です。影武者自身の葛藤と、敵だったはずの相手がいつの間にか味方になっている人間模様がじつに興をそそります。引用もあるせいかフィクションなのに「さもありなん」と思いはじめてしまう位に読み応えがあります。
革命家、革新家と位置づけられる傾向がある織田信長を「実際の織田信長は、従来の説と違うんじゃないか」という、近年の流れのなかでの本です。本能寺の変についても諸説について検証から反駁をしていて、面白いです。ただ、二次史料からの引用による説を批判しつつ、ときおり矛盾(自身も二次資料を引用)したことも書かれているので「あれ?」と思う点もあります。
家康というより、職人さんや江戸幕府官僚の人たちがどのようにして、湿地帯だった江戸を開拓(開発)していったかをオムニバス形式で書いている本です。江戸、いまの東京の基礎、利根川の流れを変えたとか、神田上水をどうやって作ったかとか、そういう話が盛りだくさん。今でいうと「プロジェクトX」や「プロフェッショナル仕事の流儀」みたいな感じです。(戦モノの話ではありません)
井沢元彦氏の「逆説の日本史」をビジュアル化。さらに秀吉にフォーカスして、写真や図版、考察で構成された本です。ガイドブックみたいなページもあるので、軌跡をたどる旅程も立てやすそう。
真田氏については最初の20ページくらい。あとは大坂の陣に関して各所での戦模様の開設と、参陣した武将の紹介が中心です。イラストや図版が多めなので、想像力を補ってくれます。
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