面白い。当時の洛中のざわめきが字から聞こえる。ただ、狩野永徳の苦悩がずっと続き、最後まで救われない。むしろライバルとして登場した長谷川等伯を判官贔屓しすぎているせいか、永徳が実に狭器量な印象を与えるかも。
狩野永徳が主人公の時代小説です。
永徳の人物像や時代背景、人間関係を掴むのに役立ちます。
また、「寺院別障壁画の見かた」も手元にあると、小説の中の障壁画作成場面がより臨場感を持って楽しめます。
タイトル | 花鳥の夢 (文春文庫) |
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著者 | 山本 兼一 |
出版社 | 文藝春秋 |
発売日 | 2015-03-10 |
ISBN |
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価格 | 821円 |
ページ数 | 508ページ |
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