大垣城
大垣城

[岐阜県][美濃] 岐阜県大垣市郭町2-52


  • 平均評価:★★★☆☆ 3.35(81位)
  • 見学時間:54分(84位)
  • 攻城人数:2823(32位)

おあむ物語

『おあむ物語(おあんものがたり)』とは、石田三成の家臣である山田去暦の娘が雨森儀右衛門の妻となって土佐に下り,晩年に関ケ原の戦い(1600年)における大垣城籠城の体験を追憶した話を筆録した記録です。

味方の獲ってきた敵方武将の首の処理など、女性による戦争体験記および武士の家庭生活について語った記録として、また近世初期の国語資料として貴重な史料です。
(戦後の恩賞のため、少しでもきれいに見栄え良く化粧することが求められたそうです)

みかたへ、とった首を、天守へあつめられて、札をつけて覚えおき、さいさい、くびにおはぐろを付ておじゃる・・・くびもこはいものではあらない。その首どもの血くさき中に、寝たことでおじゃった。

『おあむ物語』は正徳年間(1711年〜1716年)の成立、1837年(天保8年)頃の刊行といわれます。
『おあん女咄』や『安女戦話』と呼ばれることもあります。

現在読むことができるものとして岩波文庫版がありますが、絶版しているため入手困難です(ぼくは1000円ほどで購入できたのですが、いま見てみたら中古価格が高騰してプレミア価格で取引されています)。
図書館で探すか、岐阜県郷土資料研究協議会による復刻版を購入することをオススメします。

   

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天地雷動 (角川文庫)

「長篠の合戦」を武田信玄の死から書き起こし克明に描く。勝頼は信玄の遺産である宿老たちを掌握できず苛立ち、家康は武田の圧力に対抗するため信長との同盟に神経をすり減らし、秀吉は信長の戦略を実現するために知恵を振り絞り奔走する。「鉄砲の三段撃ち」は武田軍が突撃してこなければ成り立たない。なぜ勝頼はそうしたのか、そこにいたる過程を様々な視点から描いていて見事だ。宮下帯刀ら戦の最前線に立つ地侍や足軽の戦いの様子も描かれている。また、長篠城、高天神城をはじめ数多くの城が登場し築城や攻城戦の様子が描かれている。

こめつぶさん)

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