大垣城前にある大垣公園の広場には美濃大垣藩・初代藩主である戸田氏鉄(とだうじかね)の騎馬像があります。
この銅像は1994年(平成6年)3月に建てられました。
なかなか迫力ありますね。
建詞
戸田氏鉄公は大垣戸田藩の初代藩主として寛永十二年大垣に転封となり二百三十余年に亘る大垣藩政の基礎を固められました
氏鉄公は幼時より父君近江膳所の藩主一西公の許にあって武勇殊のほか逞ましく成長され、十四才にして徳川家康公に仕えられ関原の役に参戦しては家康公の傍に在って武功をたてられました
父君一西公の跡を受けて近江膳所城主となり、その後摂津尼崎に転封され五万石の城主として治水事業に格別の手腕を発揮されました
美濃大垣十万石の藩守となってからは島原の役への出陣領内の新田開発藩政の基本となる諸法整備に努められ揺るぎない財政基盤を確立領民の生活の安泰を計られました
氏鉄公に始まる戸田十一代の藩政は明治維新の後も郷土大垣の繁栄の糧として脉々として受け継がれ今日の豊かな暮しに息づいております
この氏鉄公の偉業を永く後世に伝えて顕彰するとともに豊かな郷土への恩恵に感謝し相計って騎馬銅像を建立するものであります平成六年三月二十七日
戸田氏鉄公顕彰銅像建立委員会委員長 土屋斉 識