安乗城は北畠氏の家臣である三浦新介(国府内膳)の居城として知られています。のちに国府城を築いて本拠を移したあとも支城として機能していました。「関ケ原の戦い」では鳥羽城主・九鬼守隆の父である九鬼嘉隆は隠居していましたが、復帰すると西軍に属して鳥羽城を奪取しました。東軍に属していた守隆は徳川家康より鳥羽城の再奪取を命じられ、廃城となっていたこの城を修築して布陣しました。現在城址には安乗神社(安乘神社)が祀られており、わずかに土塁の遺構が残っています。
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この本は日経新聞の土曜朝刊別刷に掲載中の「何でもランキング(1〜10位)」の旅に関する記事をまとめたもの(2019年8月発行)。《第1部、絶景を見に行く》のコーナーには「闇夜に浮かぶ城、冬こそ必見」、《第2部、そぞろ歩きを楽しむ》には「1日で散策満喫、ほどよいサイズの城下町」のページがあってそれぞれ10の城と城下町が紹介されています。松本城と弘前城は両方にランクイン、また「〜城下町」の方にはこうの団長のコメントや「調査の方法」のところには「お城ファンサイト「攻城団」などの推薦や…」というちょっと嬉しい表記も。
たまには攻城しないお出かけ先を探してみようと久しぶりに書棚から出したのですが、やっぱり「城、城下町」のページを真っ先にチェックしました。さて、同行者の満足ポイント(街歩きと地元の食やお酒)があって、ほどよく攻城できる次の行き先はどこになるかな。
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