直峰城は直江兼続の実父である樋口惣右衛門兼豊の居城として知られています。南北朝時代には南朝方の風間信濃守信昭の居城で、戦国時代には春日山城から三国峠へ向かう「繋ぎの城」として上杉謙信が関東遠征の際の一泊目の宿泊地として使用されました。兼豊は「御館の乱」での功績により、上杉景勝からこの城を与えられましたが、1598年(慶長3年)に景勝が会津に移封されると付き従い、代わって入封した堀秀治の重臣である堀伊賀守光親が城主となりましたが、1610年(慶長15年)に堀忠俊が改易されると廃城となりました。現在城址には空堀などの遺構を確認することができます。また毎年5月8日には風間信昭の遺徳を称えて地元「直峰保存会」が風間祭を開催しています。
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