高槻城跡公園の北、三の丸跡にある「しろあと歴史館」には高槻城や城下町である高槻の資料が多数展示されています。
入城は無料で、内部も一部展示品をのぞき撮影可能となっています。
穴蔵風になっている常設展示室の入口前には、軟弱な地盤の上に石垣を築くための基礎である梯子胴木(はしごどうぎ)が再現されていました。
なお右下の隅石はじっさいに発掘された石垣石を使っているそうです。
中には江戸時代の高槻城の模型をはじめ、武具や甲冑なども展示されています。
2階にはNHK木曜時代劇『銀二貫』の舞台ともなった高槻の寒天づくりについての展示があります。
また、歴史館の前には「思案石」と名づけられた石が置かれています。
思案石
かつて高槻城外堀沿いの角(本行寺前)にあり、全体の4分の1ほどが道の上に露出していました。
「生活に苦しんだ人が腰を掛け、堀への身投げを思案した」という伝承からこの名がついたともいわれます。
表面には城の石垣石と同じく、石切作業時にうたがれた「矢穴(やあな)」の痕(あと)があるため、本来は高槻城の石垣用石材であったと考えられます。 平成25年1月 高槻市教育委員会
無料でこれだけしっかりした資料館があるのはありがたいですね。
駐車場も10台分用意されています。
高槻市立しろあと歴史館の観光情報
住所 | 大阪府高槻市城内町1-7 |
---|---|
開館時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 |
|
観覧料(常設展示) |
|
URL | http://www.city.takatsuki.osaka.jp/rekishi_kanko/rekishi/rekishikan/shiroato/ |