団員が投稿した書籍のレビューを最新順で表示しています。
内藤氏の現代の当主の方が内藤氏に着目してひたすら経歴をしらべた労作。
・色々な身分の内藤氏の紹介
・関連する資料
・各人物の経歴
など内藤氏を通じて武士のあり方の一面がわかり、データマニアな私は楽しかったです。
廻国伝説もある「北条時頼」を【執権政治の確立者】として紹介する一冊。
急遽兄より「執権」を次、まだまだ不安定な鎌倉政界で権力闘争を制し、いかにして執権政治を確立させていったかがよくわかる。
カツオが食用になったのがこの時期なのかというのも興味深い。
平安時代の源平武士の興亡を描いた一冊。あのひとどうなったっけ?と思う有名武士もきちんと紹介されている。
著者なりの勝者の解釈も面白い。
語り口がちょっと独特だなとおもったら小説家志望だったとのことで更に納得。
読み物として引き込まれるし面白い。
江戸>東京の歴史、都市計画、発展を【水路】の概念から読み解く一冊。
江戸に至るまでの前史も触れられていますし、知らないことばかりでとても面白かったです。
88年の本ですが、地図や図解もあり文章も読みやすいです。
道鏡について「噂」の紹介「史書」による検証。また、その権力基盤などをもとに実像に迫る一冊。
天武系王朝の権力構造や度重なる事件、権力闘争なども丁寧に紹介されて道鏡が活躍した時代背景などもよくわかる。
道鏡に興味があるひとはぜひ!
「最期の日本史」との題名に本郷先生の事なので「最高、最新の日本史」と勝手に思い込み本を開いてみると、日本人の死に関する歴史が描かれています。自分が考えていたのと違うと思いながら読み進めていくと、読みやすいせいもあり本郷ワールドに取り込まれていき、短時間で一気に読み終わってしまいました。
内容的には、首・切腹・不浄と病魔・怨霊・葬送・臨終の六つのセクションに分けて歴史上の出来事を踏まえてその当時の人びとの死に対する考え方が描かれており、現代の我々が考えている死とは少し違った姿を垣間見ることが出来ました。
城郭の発展してきた歴史が理解出来ます。この手の本はたくさんありますが、昭和、平成、令和にかけてのコンクリート造りの天守から木造天守に変わっていく過程が書かれているのは個人的には初めてで大変勉強になり、城巡りを始める方の入門書として最適な書籍かと思います。
和歌山県の城について一冊にまとめられた書籍が欲しくて購入しました。
畠山氏の城館20城、湯河氏の城館13城、玉置氏の城館3城、龍神氏・愛州氏・目良氏の城館4城、山本氏の城館7城、安宅氏・小山氏・周参氏の城館11城、高野山の城館10城、根来寺・粉河寺の城館4城、雑賀衆の城館4城、熊野三山の城館14城、合計90城について書かれてあります。
他の日本の城郭シリーズのように歴史等の項目毎に書かれていませんが、縄張図と地図が掲載されてあるので参考になります。
北和地域32城、西和地域5城、中和地域20城、宇陀地域11城、五條・吉野地域10城、合計78城について書かれています。
またそれぞれの城について位置と歴史、現況、評価、探訪にあたっての注意事項についてまとめてあります。
地図と縄張図も掲載されてあるので、とても参考になります。
エンジニアの播田氏が、前作に続き、歴史の謎をエンジニアの視点で紐解いていきます。特に造船エンジニアとして様々な検証を数値化したことで、おもしろい仮説となっています。邪馬台国への意外な道筋や、秀吉の朝鮮出兵の失敗原因(しかし、スペインやポルトガルの植民地化を結果的に防げたのではないかとも…)、また、「東郷ターンによる奇跡の勝利」と言われた「日本海海戦」も、実は勝つべくして勝ったなど、科学の目で見た説が展開されます。前作と共に、日本人の「暗黙知」を重要視する精神性から生まれた「ものづくり」のチカラが歴史の流れを支えて来たということがよくわかりました。
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