榎本先生が紹介している書籍の内、おもしろそうだと思いこの本を手に取りました。
平安時代と言えば雅な宮廷文化を連想するが、その裏では武士の暴力が横行し、その暴力にした支えされる形で宮廷文化が栄えたことが理解出来ました。
また、武士の世は最終的には源氏平氏に集約されていく様子を理解することが出来ました。個人的には、先に平氏が栄え、源氏がその平氏を滅ぼして鎌倉幕府を開いたと思っていたが、実は元は平氏一門であった北条氏が源氏である源頼朝を担ぎ上げて組織を作り上げていったとの見解であり、源氏の方が武勇伝が多いようだが、平氏の方が武勇伝は少ないが、しかし統治能力は代々長けていたのかなと感じ、血統とは非常に重要なことを理解しました。
平安時代の源平武士の興亡を描いた一冊。あのひとどうなったっけ?と思う有名武士もきちんと紹介されている。
著者なりの勝者の解釈も面白い。
語り口がちょっと独特だなとおもったら小説家志望だったとのことで更に納得。
読み物として引き込まれるし面白い。
タイトル | 平安王朝と源平武士 ――力と血統でつかみ取る適者生存 (ちくま新書 1785) |
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著者 | 桃崎 有一郎 |
出版社 | 筑摩書房 |
発売日 | 2024-04-10 |
ISBN |
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価格 | 1320円 |
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