大河ドラマ「おんな城主 直虎」の第1話で父親の井伊直満が殺され、井伊谷を脱出した亀之丞(のちの井伊直親)ですが、最初は東光院(現在の浜松市北区引佐町渋川)へ逃れ、さらに追手が迫ったため、国境を超えて当時は武田領であった信濃伊那郡の松源寺(現在の長野県下伊那郡高森町)へ落ち延びました。
松源寺は松岡氏の居城、松岡城の領内にあり、亀之丞はここで城主・松岡貞利に庇護されていたそうです。
そんなわけで井伊直親に縁の深い南信州ですが、南信州新聞社が発行している『南信州飯田観光ガイド』がじつによくできているのでご紹介します。
ちなみになぜ松岡氏が亀之丞を庇護したのかというと、松源寺を創建した松岡貞正の弟が井伊直平に招かれて龍潭寺を開山したという縁があったからです。
そのあたりの事情もこのガイドに詳しく書いてあります。
ほかにも武田信玄と関わりの深い南信州の山城マップであったり、歴代の飯田城主の紹介など、とても充実した内容となっています。
PDFでも公開されているので、大河ドラマの予習もかねてぜひご覧になってください。
ありがたいことに転載許可をいただけたので戦国時代やお城に関連するページだけ画像化して貼り付けておきますね。
ほかにも南信州の観光スポットやJR飯田線にある秘境駅の紹介(個人的にはすごく魅力的でした!)、グルメ情報などなど全62ページにおよぶ立派な観光ガイドなので、これを読んでから出かけることをオススメします。
なお、現物は浜松市役所、道の駅天竜相津花桃の里ほか、周辺の市役所や観光協会、道の駅などで配布されています。
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