箱根旧街道は、小田原宿から箱根山を越えて「三島宿」にいたる標高845mの「箱根八里(はこねはちり)」の区間32kmのことです。
江戸時代の東海道の一部で、山中城があった静岡県三島市は、三嶋大社の門前町としてさかえた「三島宿」でした。
箱根旧街道は石畳になっていて、江戸時代の紀行文や小説にもよく描写されています。
三島市教育委員会が1995年(平成7年)10月から1997年(平成9年)2月にかけておこなった「箱根旧街道整備事業に伴う埋蔵文化財発掘調査」によると、腰巻地区にある石畳の下からは、山中城の堀の跡(障子堀)が発見され、岱崎出丸(だいさきでまる)の堀を埋め立てて街道を造ったことがわかったそうです。
箱根旧街道
山中城跡公園案内所・売店のすぐ裏には箱根旧街道石畳があります。
うっそうとした森の中を歩くとタイムスリップした気分になります。提供:三島市役所商工観光課観光政策室