丸墓山古墳は「忍城の戦い」で石田三成が本陣をおいた場所です。
埼玉県行田市には「埼玉古墳群(さきたまこふんぐん)」と呼ばれる、9基の大型古墳からなる古墳群がありますが、そのひとつです。
直径105メートル、高さ18.9メートルの円墳で、「埼玉古墳群」の残り8基は前方後円墳なので、唯一の円墳です。
頂上まであがることができます。
忍城がよく見える場所なので、三成がここに布陣したのもよくわかりますね。
肉眼でも復元櫓がはっきり見えました。
春には桜でとてもきれいな場所です。
案内板の内容を紹介します。
丸墓山(まるはかやま)古墳
直系105mあり円墳では日本最大です。墳丘は埼玉古墳群の中で一番高く、約19mあります。墳丘に使われた土の量は二子山古墳より多かったという試算もあります。出土した埴輪から、6世紀前半ころに築かれたと推定されています。埋葬(まいそう)施設の内容は、現在のところ確認されていません。
南側から古墳にいたる道は、1590年に石田三成(いしだみつなり)が忍城(おしじょう)を水攻めにした時に築いた堤防の跡といわれている「石田堤」です。水攻めの際には、古墳の頂上に陣が張られました。平成19年(2007年) 埼玉教育委員会