柳生城は柳生新陰流の祖で、剣豪として知られる柳生宗巌(石舟斎)の居城です。戦国時代、柳生氏は筒井城主・筒井順昭に敵対していましたが、1544年(天文13年)に柳生家巌・宗巌父子は筒井氏に降りました。その後、松永久秀が大和に侵攻すると柳生氏はこれに味方して、筒井順慶と戦っています。1585年(天正13年)に柳生宗巌は豊臣秀吉から所領を没収されますが、「関ケ原の戦い」の戦功により宗巌の五男、宗矩が柳生家再興を果たし、柳生陣屋を構えました。現在城址には土塁や堀切などの遺構を確認できるほか、山麓には柳生氏の菩提寺である芳徳寺(芳徳禅寺)があり、ここも曲輪のひとつだったようです。芳徳寺には柳生一族の墓があります。
柳生城を訪問した126人の報告によれば、平均見学時間は33分、平均評価は2.50点となっています。
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