秀吉が好きではありません。後半の愚策(と、私には思える)秀次事件の妻子斬首と朝鮮出兵が不愉快だからです。が、好悪感情と政策評価は別で、秀吉凄え!と思うこともあります。
秀吉スキーさんから今年の大河ドラマを勧められ、30年ぶりに観ることにしました。せっかくなので「羽柴名字ばら撒き政策」について知りたいと思い、手に取りました。
「一門衆」と「御一家」の違いもわからず、いちいち調べながらの読書で時間がかかりましたが「羽柴名乗れるって、何がお得なのか?」という疑問は解けました。権力者による身分保証(地位)カードみたいなものでしょう。同時に「配下にしてやったのだから従えよ」政策でもある。
取り上げられている大名たちの半分くらい「名前も知らない」私には、章ごとにグループ分け(親類、旧織田家臣、等)してあり、簡単な紹介文があって助かりました。
最終章の「羽柴名字の消滅」には、関ヶ原合戦が転換期であったと書かれていました。改易などで名乗れなくなった大名もいれば、そもそも名乗りたくもなかった勢もいた。けれども、名乗り続けた大名も少なからずいた。
後継者、秀頼の死と共に、羽柴カードは無効になりました。
結果的に短い期間ではあったものの、これほど多くの大名が「羽柴」を名乗り、文書などに「羽柴◯◯」と記録されていたことに驚きました。秀吉凄え!
大河ドラマ『豊臣兄弟』では、この政策について触れられるでしょうか。もっとも早い時期の「羽柴名字並び資料」は天正15年(1587)九州攻めの陣容朱印状写(島津文書)、とのこと。見てみたいものです。
羽柴の名字を公的に名乗ったことを基準に豊臣政権の武家序列がわかる。
豊臣姓羽柴名字を与えられた者を
・秀吉一門
・秀吉親類大名
・織田一族
・旧織田家臣
・旧戦国大名
にわけて紹介している。
織田信雄に与えられていなかったなど勉強になることたくさんでした。
| タイトル | 羽柴を名乗った人々 (角川ソフィア文庫) |
|---|---|
| 著者 | 黒田 基樹 |
| 出版社 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2025-07-25 |
| ISBN |
|
| 価格 | 1254円 |
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