お待たせしました!
今年の1月末に丸岡城を取材してきましたが、そのマンガをようやく公開することができました(予告編はこちら)。
今回も現地で伺った話をもとに、丸岡城(とくに江戸時代の丸岡藩)の歴史についてわかりやすくまとめてもらっています。
一般に丸岡というと築城時の柴田勝豊か、あるいは「一筆啓上」で知られる本多重次・成重父子が有名だと思いますが、あえて有馬氏時代を中心に取り上げることにしました。
ぼくらは毎回(Wikipediaに載ってる程度の知識は入れつつも)余計な先入観を持たないようにして、できるだけ白紙の状態で現地を訪問するようにしています。そこでいろんな方から話を聞く中で、誰を中心にストーリーを組み立てるとおもしろくなるかを大久保先生といっしょに考えています。
前回の七尾城は畠山氏重臣の遊佐続光を中心に据えたわけですが、今回は有馬誉純を取り上げることにしました。みなさんご存知でした? ちなみにぼくは取材で訪問するまでまったく知りませんでした。
そもそも読み方すらわかんなかったですからね。当初は「しげすみ(しげずみ)」と読んでいましたが、隠居する頃に「なずみ」と読み替えていたようです。学芸員の方々やボランティアガイドの大霜さんたち地元のみなさんは「なずみ」と話されてました。こういう文字を読むだけではわからない、地元でどう呼ばれているかというのも取材してわかる情報ですね。
いわゆる「名君」として話を聞いたのですが、たんにすごかったという話だけじゃなく、4歳のときにサバを読んで7歳とウソついて家督相続したとか、加島屋が「こいつは大物になる」と見込んで金を貸したとか、いいネタが出てくるんです。マンガには使えなかったんですけど、20歳で疱瘡にかかり、その後も痔に悩まされたなんてエピソードもありました。
ほかにもたくさんの魅力的なキャラクターが登場しているので、ぜひ楽しんでください!
伊達政宗や立花宗茂など戦国武将のエピソードを紹介したマンガはこちら。
また、攻城団には大久保先生のほかの作品もアップされていますので、こちらもぜひお読みください!
toproadさんが城がたり「よくわかる小牧山城」を企画してくれました。愛知県小牧市と調整してくださり、学芸員の方にZoomで話していただけることになりました。小牧山城の歴史、発掘調査の成果など、いろんな話が聞けると思いますのでぜひご参加ください。
つづきを読む昨年に続いて第6回目となる団員総会を開催したのでレポートを書きました。今年は去年と同じ会場でしたが、内容はかなりアップデートしています。とくに「お城ビンゴ」は盛り上がったので、今後の定番ゲームにしていきたいですね。来年はさらに多くの団員と集まりたいです。
つづきを読む美濃守護・土岐氏の庶流である久々利氏の居城、久々利城にも攻城団のチラシを置いていただきました。可児郷土歴史館と久々利地区センター、さらに可児市観光交流館で入手可能です。
つづきを読む小栗信濃守によって築かれた本陣山城(御嵩城)にも攻城団のチラシを置いていただきました。「東美濃の山城を制覇せよ!」キャンペーンの缶バッジ受取場所でもある、御嶽宿わいわい館で入手できます。
つづきを読む土岐明智氏の居城であり、戦国時代にはその一族である妻木氏の居城になった妻木城にも攻城団のチラシを置いていただきました。もとてらす東美濃で入手できます。
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(※取材に坂井市にお邪魔した直後、例年を上回る大雪で甚大な被害が出ましたこと、まずお見舞い申し上げます)
戦国期、沖田畷の戦いで島津氏とともに戦った有馬氏は、流れ流れて譜代大名として、明治まで丸岡を治めていた事を全く知らなかったので興味がわき、その歴史を重点的に紹介してみました。
そして、歴代藩主と領民の苦労、そこからの復活という、丸岡の歴史を掘り起こすことができたかなと思います。
お読みいただいて、「丸岡城に行ってみようかな」という気持ちになってくれたら嬉しいです。
このマンガを制作するために、今回も沢山の方からのご教示やご対応を頂きました。関係者の皆様に、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。