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今、ブームの御城印も233印載っている、お城のランキング本。掲載されているのは、小和田泰経氏を始めとする城の専門家、お城マニア8人の投票で選ばれた城。2020年版なので、明智光秀ゆかりの城も特集されていて興味深い。
お城の基礎知識も載っているので初心者にもグッド。 都道府県別のベスト5では、地元のマニアックな城も掲載されているのが嬉しい。
応仁の乱以前の戦国の幕開けから桶狭間の戦いのあたりまでの日本の様子を写真や図とともに解説する書。戦乱の世で疲弊する皇室や公家の様子、庶民の暮らしへどのような影響があったのかなどが書かれていて、興味深い。皇室に手厚く庇護されなくなった伊勢神宮が、参拝も許していなかった庶民に目をつけ、神前に供物を捧げることや神棚に祀ることをこの頃から許可したというのは、歴史の必然の一例として現代にまで残っているのが納得です。別の視点からの戦国を知りたい人にもオススメします。
岩村城の女城主「おつやの方」、武田二十四将のひとり「秋山伯耆守虎繁(善右衛門)」の夫婦の物語です。
戦国の時代において政略結婚は当たり前ですが、ふたりの気持ちが徐々に変化していき、お互いを思いやる姿が素敵でした。
合戦の描写では、岩村城の縄張、周辺支城の位置関係などを確認しながら読むとより楽しめます。
古文書の勉強をする入り口に立つための書。江戸時代の古文書を専門とするモンジョ先生と江戸時代の歴史を学ぼうとしている大学生のフミオ君とのやり取りで進んでいくのて、取っ付きやすい。
古文書は、どこで目にすることができるのか、古文書の書かれた背景、古文書を書いた時代の人と現代人の違いなど、これから古文書について学ぼうとする人のするべきこと、考えるべきことを、二人の会話から学べる。
江戸時代の人の話し言葉が現在の話し言葉に近いこと、くずし字は、文脈の固まりで理解しないといけないこと、くずし字の辞書まであることに、目からウロコがポロポロ…。
様々なテーマで書き連ねられた68のエッセイ(随筆?)が載っています。京都に移り住んだ作者のかたが、さまざまな歴史上の人物についてのエピソードに、いまの想いを重ねれて描いています。こんなふうなことを思い浮かべながら京都で過ごせたらいいだろうなぁと思いました。
恥ずかしながら、3時間より多くの時間を費やしましたが、よくわかりました。直虎が地頭となった経緯、直虎が守り育てた井伊直政、戦国時代の基礎知識について書かれています。あの井伊直弼についても書かれています。
サクッと知識を得るには、読みやすい本だと思います。著者が歴史学者でないのも、分かりやすい要因かもしれません。
百聞は一見に如かず。文字通り、日本史の名場面を絵巻、屏風などから選りすぐり解説する書。6つの章と天皇の即位を描いたコラムから成っています。特に2章は、近現代の画家の筆による名画で、ドラマチックだけど伝説的な要素の強い名場面を集めており、画集としても鑑賞できます。目で見ると、脳内に強烈にインプットされますね。
医師の立場から、歴史上の有名人の病を探っていきます。一次資料にこだわっているので、リアリティがあります。医学用語の難しいところはありますが、おおよそがわかれば楽しめます。
「戦国武将を診る」と銘打っていますが、後半の幕末の人物の部分が、資料も豊富で、より科学的です。
漫画「ゴールデンカムイ」を題材としたアイヌ文化の解説本です。
丁寧に分かりやすく書かれており「ゴールデンカムイ」を読んだ人にも、これから読む人にも理解しやすいと思います。アイヌの歴史、言葉、信仰、グルメなど様々な観点から解説されています。
読後には、漠然としていた「カムイ」という言葉の意味あいを理解できました。
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