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黒まめさん
中世の古文書入門 (視点で変わるオモシロさ!)

読めなくても大丈夫❗のサブタイトルに惹かれた。古文書について知りたいけど、あのくずし字を読むのは、ちとハードルが高い、という人にオススメ。
署名の位置からその人の階級を知り、紙の質や大きさ、文字のバランスから、書いた人の心まで読み解く。古文書の画像からポイントを押さえて解説してくれているので、分かりやすい。
信長や秀吉などの花押の書き方のコラムを見て、大名気分で真似てみるのも面白い。その場合は、やはり筆で書くと気分が盛り上がる。
今度は、くずし字も読んでみたいと夢が広がる本。


たなとすさん
笑って泣いてドラマチックに学ぶ 超現代語訳 戦国時代

お城は好きだけど、歴史はちょっと苦手だなぁ・・・という方にピッタリの本。
関ケ原の戦いと真田三代の歴史を主に、超かみ砕いた文章で本編がで書かれているのが特徴的。本編の内容のように戦国武将が言ったかは別として(筆者も多分言ってないとツッコミ入れてる。(笑))、大まかな歴史の流れは掴めるし、面白い内容にまとめられていると思います。


伝もものふ山田(ヤマー)さん
【第162回 直木賞受賞作】熱源

★第162回(2019年下期)直木賞受賞作
明治から大正時代のアイヌ民族を題材にした小説です。白瀬南極探検隊の犬ぞり担当として活躍した樺太アイヌ「ヤヨマネクフ(山辺安之助)」、アイヌ女性と結婚しアイヌ文化を研究したポーランド人学者「ブロニスワフ」、ふたりの生涯を通じてアイヌの歴史・文化が描かれます。
現代においてアイヌ文化を知ることができるのは、ふたりの功績が大きいと感じました。


山鳩さん
山川 詳説日本史図録 第8版: 日B309準拠

高校の教科書に沿った資料集で史料や年表、模式図などがびっしり載っている。攻城団の「日本史の知識をアップデートするための勉強会」に参加中、話題にのぼった事柄を確認するのに便利なので多用している。聚楽第図屏風、大坂城鳥瞰図などミニミニサイズだが見ていて楽しい。


黒まめさん
知識ゼロからのCGで読む戦国合戦

合戦の一コマを鳥瞰のCGで表し、解説が付いているとても分かりやすい本です。数多くの合戦の様子がCGで表されており、それぞれどこにどのように布陣して、どのようなルートで攻めたのかが一目瞭然です。(ちょっと細かいですが…)なぜ、そこで合戦が起こったのかも推測できます。合間に、まめ知識的なコラムも入っています。とにかく図が多く、見ているだけでもおもしろいです。


黒まめさん
とまどい本能寺の変

 本能寺の変が起こったことで、翻弄されとまどう人たちを描いた7篇と、本能寺の変の謎を作者岩井三四二が検証し、驚きの結末を導き出した「本能寺の変に黒幕はいたか」の計8篇の短編集。
 大きな存在である信長の死によって、身の処し方に右往左往する人たちに視線を向けることは今まであまりなかったので、とても新鮮。命のやり取りが当たり前な当時としては至極当然な戸惑いだなと、妙に納得もしました。
 重厚なイメージのある戦国ものの中で、サクッと読みやすいお話です。


やすべいさん
真田丸の謎 戦国時代を「城」で読み解く (NHK出版新書)

真田丸について真田氏の城づくり、戦国の城づくりから考察した本です。
資料から真田丸は、大阪城の惣構えから張りだした丸馬出し形ではなく、惣構えの外、深い谷を隔てた孤立無援の出城だったと結論付けています。
終章は「真田丸を歩く」というガイドブックになっていて、付近を歩いて楽しかったですよ。


こめつぶさん
カラー図解 城の攻め方・つくり方

豊富なカラー写真、縄張り図、イラストを使って解説する総合的な城の入門書。初心者が興味を持ちやすい近世城郭はもちろん、戦国時代の「土の城」「山城」にもかなりのページを割いて、その魅力をアピールしている。また、実際に戦いの舞台となった城の解説では、城の周囲の地形や支城群や陣城、部隊の配置などの図により、歴史のターニングポイントになった戦いのイメージをつかみやすい。


黄金玉子さん
古写真で見る幕末の城

古写真はいいですね。「レンズが撮らえた幕末の城」から七年、136城/980点掲載 とあります
前書は134城/720点でしたから同価格でボリュームアップです。
追加は北海道の戸切地陣屋と三重の田丸城ですが、その他の城も掲載数は増えていますし、絵図も併せて掲載されていますので楽しめると思います


デュラけんさん
桃山絵画の美―天才、異才、奇才の華麗なる世界 (別冊太陽 日本のこころ 145)

狩野永徳、長谷川等伯などの桃山時代を代表する絵画を紹介している書籍になります。
皆さんのレビューで「花鳥の夢」を読んで、狩野永徳の『洛中洛外図屏風』に本当に足利義輝公か描いてあるのか興味があり、図書館で借りてきて読みました。
右から6枚目の御所の西側(下側)の斯波氏屋敷の前で闘鶏を見物している中央の子供が義輝公とのことです。
写真では小さすぎてわからなかったので、ネットで調べてやっとわかりました。

監修者は近世日本絵画研究者の元同志社大学文化情報学部教授、狩野博幸氏であり、「作品と画家名の羅列と紹介のみで済めりとする教科書的記述は筆者のもっとも厭悪すべきこである」と書いているように、それぞれの絵の細かい解説と作者の生い立ち、時代背景など詳しく書かれております。

義輝公か望んだ、戦のない平和で豊かな京の町、「洛中洛外図屏風」の実物ををじっくり見てみたいと思うと同時に、改めて京都市内を散策したくなりました。

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今日のレビュー

涅槃 上

戦国の梟雄と謳われた宇喜多直家の生涯を描いた歴史小説です。

官能小説かと思わせるくらいの性的な描写があるにも関わらず、全体的に低俗な印象は無く、人間味溢れる物語でした。

備前、備中のお城がよく登場し、下巻では三国一の美女おふくさんもしっかり登場します。

現在のJR岡山駅界隈の発展の礎を築いた人物であると改めて認識しました。

デュラけんさん)

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