桃山絵画の美―天才、異才、奇才の華麗なる世界 (別冊太陽 日本のこころ 145) ムック

デュラけん
デュラけんさん

狩野永徳、長谷川等伯などの桃山時代を代表する絵画を紹介している書籍になります。
皆さんのレビューで「花鳥の夢」を読んで、狩野永徳の『洛中洛外図屏風』に本当に足利義輝公か描いてあるのか興味があり、図書館で借りてきて読みました。
右から6枚目の御所の西側(下側)の斯波氏屋敷の前で闘鶏を見物している中央の子供が義輝公とのことです。
写真では小さすぎてわからなかったので、ネットで調べてやっとわかりました。

監修者は近世日本絵画研究者の元同志社大学文化情報学部教授、狩野博幸氏であり、「作品と画家名の羅列と紹介のみで済めりとする教科書的記述は筆者のもっとも厭悪すべきこである」と書いているように、それぞれの絵の細かい解説と作者の生い立ち、時代背景など詳しく書かれております。

義輝公か望んだ、戦のない平和で豊かな京の町、「洛中洛外図屏風」の実物ををじっくり見てみたいと思うと同時に、改めて京都市内を散策したくなりました。

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書籍の情報

タイトル 桃山絵画の美―天才、異才、奇才の華麗なる世界 (別冊太陽 日本のこころ 145)
著者 狩野博幸
出版社 平凡社
発売日 2007-02-01
ISBN
  • ISBN-10 4582921450
  • ISBN-13 9784582921458
価格 1056円

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今日のレビュー

涅槃 上

戦国の梟雄と謳われた宇喜多直家の生涯を描いた歴史小説です。

官能小説かと思わせるくらいの性的な描写があるにも関わらず、全体的に低俗な印象は無く、人間味溢れる物語でした。

備前、備中のお城がよく登場し、下巻では三国一の美女おふくさんもしっかり登場します。

現在のJR岡山駅界隈の発展の礎を築いた人物であると改めて認識しました。

デュラけんさん)

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