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泥婆羅丸(仮)さん
戦国の軍隊―現代軍事学から見た戦国大名の軍勢

タイトルどおり軍事の観点から、戦国の軍隊を再検証する本書。第一章では、山中城攻防戦を、寄せ手の豊臣軍にいた、渡辺勘兵衛本人の覚書をもとに検証しています。この章を読んで攻城すれば、当時の戦場のリアルが感じられるかも。


黒まめさん
戦国 戦(いくさ)の作法

戦国時代の戦について本当に細かく詳しく書かれています。ドラマなどでは触れられないけれど、生活していく上ではとても重要なトイレ事情などにも触れられていて、興味深いです。足軽も侍も大名も生きて動いていたんだなと実感できる本です。


泥婆羅丸(仮)さん
撰銭とビタ一文の戦国史 (中世から近世へ)

城に付属する資料館によくある古銭。教科書で習う撰銭がどういったものかがよく分かります。信長の幟にあしらわれた「永楽通宝」は銭として好まれていなかった?!光秀の治めた坂本は銭の特産地だった?!など、経済の観点からみる戦国時代が個人的に新鮮でした。電子マネーが普及し、貨幣の意味が変わりつつある昨今、考えさせられる一冊。


デュラけんさん
異国合戦 蒙古襲来異聞

鎌倉時代、1274年の文永の役と1281年の弘安の役、いわゆる元寇を描いた歴史小説です。
フビライハンの意向で日本を配下に置こうとする元、否応でも従わざるを得ない高麗王朝、それに南宋がからみ一斉に乗り込んでこようとしますが、それを阻む自然の猛威、神風が吹きあれる。
日本側は、のちに蒙古襲来絵詞を残した九州の地侍、竹崎季長を中心にに描かれております。
機会があれば、舞台となった九州北部の対馬、福岡などの跡地を巡ってみたいです。


伝もものふ山田(ヤマー)さん
元号って何だ?: 今日から話せる247回の改元舞台裏 (小学館新書)

日本の元号について、改元理由、ランキング、逸話、ゆかりの地など様々な観点から解説されています。
現代では天皇即位による代始改元のみですが、過去には吉兆による祥瑞改元、凶兆による災異改元、60年に1度実施される辛酉・甲子改元などがあり、元号が多い理由がよく分かりました。明和9年は迷惑年になるから、というダジャレ改元もあり面白いです。
巻末には、元号の一覧・改元理由がまとめられ資料としても使えます。


黒まめさん
燕雀の夢

上杉謙信、武田信玄、伊達政宗、徳川家康、織田信長、豊臣秀吉の6人の英傑たちの父の物語。彼らの夢、我が子への思いを、独自の解釈で描いている。それぞれの物語は、接点も多く、微妙にリンクしていて、「こういう繋がり方をしているのか」という興味深さもあった。
秀吉の父を描いた表題作「燕雀の夢」は、大胆な設定で「あれ?」と思っているうちに終盤まで詠んで唸ってしまった。


善右衛門さん
海道の修羅

今川義元が花倉の乱を経て家督を継いでから桶狭間で討ち死にするまでを描いています。名家今川を継ぐ義元の覚悟、あと一歩のところまで完璧だった男が最後に見せる綻び。信玄の川中島や氏康の河越のように派手な合戦歴のない義元ですが、ここにいる義元は間違いなく武田、北条と同じか彼らの一歩上をいく当時最高峰の戦国武将です。若き日の信玄、氏康との外交駆引きはもちろん、彼らの親である信虎や氏綱すら手玉にとる。若き日の家康とのかかわりなども地味ですがきちんと描かれています。最後は信長のことも決して侮っていないなになぜ敗れたのか、これが本当の義元なのではないかと思わせるほど説得力があります。麒麟がくるで、美濃の道三の時代が描かれていましたが、登場人物の一人でもある今川義元が同時代に何をしていたのか。今川義元に興味があるなら必見です。


黒まめさん
インスタ映えする戦国時代

戦国時代に活躍した歴史上の人物が、もしもスマホを持っていたら…アプリを使っていたら…という設定のパロディ歴史書です。
パロディなので、ある程度元を知っておいた方がおもしろいかもしれません。
安土城の築城LINEグループのトーク場面とか、本能寺の変参加メンバー募集の手書きチラシとか、思わず笑ってしまいます。背景や、アイコンが妙にリアルなのもかえってインパクトがあります。
参勤交代のツアーパンフ、前田家プラン8泊~15泊、5000両から(行列規模3000人プラン)が、私的には最高でした。


水野勝成さん
戦国人物伝 浅井長政 (コミック版日本の歴史)

浅井家といえば信長を裏切って信長と最後まで戦い、滅亡してしまったとして有名ですよね。長政は自らの義のために戦った人というイメージが多いですよね。(私もそのようなイメージです)ですが長政の浅井家はもともと北近江(現在の滋賀県北部)を治めていたわけではなく、もともと治めていた大名から長政の祖父が奪った当時でいう下克上をしました。そんな浅井家の三代目当主となった長政の物語です。信長を突如裏切った長政の心境が描かれているので是非読んでみてください。


水野勝成さん
明智光秀と斎藤利三 (宝島社新書)

日本史史上一番の謎とされている本能寺の変ですが、その原因はわかっていません。しかし、最近の研究で有力な説が見つかりました。それは光秀の重臣である斎藤利三が仕組んだとされる説です。なぜその説が有力になってきたのかそれが具体例を混ぜて当時の全国の情勢もかねて説明されている本です。イメージとして信長のやり方が気に食わなかったから本能寺の変を起こしたというイメージを皆さんがお持ちかもしれませんが、本能寺の変をもっと深く知りたいという方にはオススメの本なのでぜひ、読んでみてください。

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今日のレビュー

涅槃 上

戦国の梟雄と謳われた宇喜多直家の生涯を描いた歴史小説です。

官能小説かと思わせるくらいの性的な描写があるにも関わらず、全体的に低俗な印象は無く、人間味溢れる物語でした。

備前、備中のお城がよく登場し、下巻では三国一の美女おふくさんもしっかり登場します。

現在のJR岡山駅界隈の発展の礎を築いた人物であると改めて認識しました。

デュラけんさん)

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