戦国時代の戦について本当に細かく詳しく書かれています。ドラマなどでは触れられないけれど、生活していく上ではとても重要なトイレ事情などにも触れられていて、興味深いです。足軽も侍も大名も生きて動いていたんだなと実感できる本です。
戦国時代は散々ドラマにもなっているため、この本に書かれているような目から鱗が落ちることがたくさんあるというのは意外に思えます。やはりドラマとして現代の視聴者に見せるためには、時代考証も正確さを追求するだけでなく、そこそこのところで妥協しているのでしょう。考えてみれば、戦に負けたら女性は乱暴された上に奴隷として売り飛ばされるとか、首実検の正しい作法なんて、ドラマにできませんからね…。
内容はさすがの小和田哲男先生監修ですが、唯一の残念ポイントはお城のイラストです。鳥瞰図がちょっと日本の城というより西洋の城みたいなんですよね。
タイトル | 戦国 戦(いくさ)の作法 |
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著者 | |
出版社 | ジービー |
発売日 | 2018-06-16 |
ISBN |
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価格 | 1620円 |
ページ数 | 192ページ |
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10月の定期ライブで榎本先生が推薦され、かつ来年の大河ドラマが平安時代が舞台と言うことで、予習のつもりで手に取りました。はっきり言って平安時代に関する知識はあまり有りませんでしたが、この著書には桓武天皇が都を平安京に移してから、摂関政治、院政、そして武士の時代までの約400年の貴族の権力闘争や平安京に住む人びとの営みを知る事が出来ました。特に関心を持ったのは平安京のトイレ事情で、汚い話もあり詳細は割愛しますが、テレビや映画ではなかなかお目にかかれない事なので興味深く読ませて頂きました。来年の大河まで時間はそう有りませんが、その前に是非読んでおく一冊だと思います。
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