城跡案内板はセブンイレブンの裏にあります。（位置情報）

比高20㍍ほどの段丘にあって広い公園になっています。移築門は城下の青岩寺に。七戸十和田駅前の観光交流センターでパンフレットをゲット。

「令和の修理」を終えた追手門と二の丸南門が綺麗になっていました。曳屋移動中の現存天守は内部が鉄筋で完全補強されています。他では見ない姿です。

整備状況が素晴らしく散策しやすいです。ガイダンス施設は説明が豊富で、国道が城域を貫通している経緯まできちんと説明されています。素晴らしい。

全体的にやや荒れていました（続100名城なのに…）が、中心の北館を二重堀がぐるっと囲む縄張散策がおもしろいです。

現地案内板どおり、増山城や松倉城など富山県内の主要な城はほぼすべて見渡せます。観音像がある本丸の下、帯曲輪西側の奥に石垣が遺っていますが道は未整備です。

本丸は富山湾に突き出た断崖の上にあります。恐ろしいほど垂直、高さは約40㍍です。実際本丸は周りを木々に覆われているので恐さはあまり感じません。展望台からかろうじて海を見渡せる程度。

搦手の食違い虎口から逆サイドの野崎屋敷までかなり広大（約1㌖、20〜30分ほど）ですが、よく整備されているし高低差があまりないので歩きやすいです。

和気美しい森の登城口付近はすでに城域です。岩場が多い山道なのでスニーカーはNG。天神山城を目指す中継地点としてではなく、曲輪や土塁など、時間をかけて散策したい城ですね。

現地案内板によると和気美しい森から（おそらく本丸が）910㍍だそう。同じ尾根筋ですが太鼓丸城からかなり低い位置にあります。桜の馬場あたりに石塁が点在。眺望も素晴らしい。

北側の山腹駐車場は城跡がある山とは別の山。城跡まで遊歩道が整備されていますがアップダウンがあります。石垣がしっかり遺る大手門付近がとくに素晴らしく、本丸にある復元絵図どおり。

登城口（位置情報）の公園入口から比高250㍍近くありますが比較的歩きやすい山道。山頂付近で急に城っぽくなります。埋もれ気味の石積みと虎口がいい。

瀬戸大橋や瀬戸内海の島々を臨む三の丸南面の石垣に感動。ロケーションの妙。しっかり近世城郭。整備されていて駐車場も広いです。

周りには常夜灯や高札場跡があって陣屋町の雰囲気があります。水路には面する民家ごとに雁木が見られるし、水運の町だったことがよくわかります。撫川城とセットで。