朝倉義景館跡の前に広がる芝生のスペースにある案内板の内容です。
朝倉館とその周辺
当主の館である朝倉館を中心に、その一族と関係の深い居館等が点在し、城下町一乗谷の中枢部ともいえるのがこの地区である。
朝倉館は、山城の裾部、西を正面とする構成を持ち、東の山裾を除く三方に濠とい土塁を廻し、その規模は方一町(120m四方)を基本としている。また、濠は、後方で空濠となって観音山と称される小丘や、この裾に設けられた湯殿跡庭園等を大きく取り込む他、外方には文献に「柳の馬場」・「犬の馬場」等と記される外郭広場が存在したことがその地形から読み取られる。
また、こららの居館内には、朝倉(義景)館跡庭園を始めとして、湯殿跡庭園、諏訪館跡庭園、南陽寺跡庭園等、戦国期の庭園遺構が良好に残り、これらは国の特別名勝に指定されている。