二の丸の平櫓と多聞櫓、そして太鼓櫓も、表御門とともに1989年(平成元年)から行われた改修の際に再建されました。
手前にあるのが平櫓、奥に見えているのが太鼓櫓で、それをつないでいるのが多聞櫓です。
橋の上から見た平櫓です。
多聞櫓を内側から見るとこんな感じです。
3つの櫓はつながっていて、内部を見学することができます。
史跡広島城跡二の丸平櫓・多聞櫓・太鼓櫓(復元)
構造 平櫓 木造一重隅櫓、入母屋造、本瓦葺 規模 平櫓 桁行 12.43m、梁間 8.64m、棟高 7.76m 多聞櫓 木造一重渡櫓、切妻造、本瓦葺 多聞櫓 桁行 67.86m、梁間 4.93m、棟高 5.13m 太鼓櫓 木造二重二階隅櫓、入母屋造、本瓦葺 太鼓櫓 桁行 8.49m、梁間 7.76m、棟高 10.60m 平櫓、多聞櫓及び太鼓櫓の創建時期は、天正期末(16世紀末)頃と推定されています。このうち太鼓櫓は17世紀初期に改修されたものの、3棟とも江戸時代を通して、二の丸の馬出機能を確保する建物として存在していました。その後、平櫓及び多聞櫓西半分(平櫓側)は明治初期に取り壊され、残った太鼓櫓や多聞櫓東半分についても昭和20年8月6日の原爆被爆によって倒壊炎上しました。
平成6年8月 広島市教育委員会
この建物は、平成元年の広島城築城四百年を記念して、発掘調査や昭和初期に当時の陸軍築城本部が作成した実測数値、明治から昭和にかけての写真等をもとに、復元に着手し、平成6年8月に完成したものです。
平櫓の内部です。
多聞櫓は68m近くありますので、かなり距離があります。
奥の、一段高いところにあるのが太鼓櫓です。
ちゃんと太鼓が置いてありました。
堀を見ることができます。
かなり立派に復元されていますので、ぜひ内部も見学してください。