大桑城は美濃守護・土岐頼芸の居城で、司馬遼太郎の歴史小説「国盗り物語」の舞台としても知られています。頼芸は1535年(天文4年)に起きた長良川の洪水により守護所を枝広館からこの城へ移しましたが、1542年(天文11年)に斎藤道三によって追われます。朝倉氏や織田氏の仲介もあり、一度は美濃に戻った頼芸でしたが、1547年(天文16年)に再び道三に攻められ、土岐氏の滅亡とともに廃城となりました。現在城址には土塁や石積、堀切などの遺構を確認することができ、山頂には小さな模擬天守も建てられています。また山麓の大桑地区には頼芸が道三との戦いに備えて越前など4か国の軍勢の力を借りて造成した「四国堀」が残っています。
大桑城を訪問した308人の報告によれば、平均見学時間は1時間49分、平均評価は3.64点となっています。
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