福井城
福井城

[福井県][越前] 福井県福井市大手3-3−17−1


  • 平均評価:★★★☆☆ 3.19(95位)
  • 見学時間:45分(98位)
  • 攻城人数:1971(73位)

福の井

福井城の天守台のそばには「福の井」という井戸が残っています。
この井戸は結城秀康が福井城を築く以前からこの地にあったそうで、「福井」という地名の由来となったという説があります。

底部までの深さは5.7m、水深は1.9mだそうです。
この井戸には城外へ通じる抜け道があるとの言い伝えがあり、過去に調査されたこともあります。

1624年(寛永元年)に3代藩主・松平忠昌によって、「北」の字が「敗北」にあたり不吉であるとして「北ノ庄」から「福居」に改名され、さらに後に「福井」と改名されたと伝わります。

天守閣跡と福の井
ここは福井城天守閣跡である 福井城はもと北ノ庄城と稱せられ 慶長六年福井藩祖徳川秀康之を改築して ここに天守閣をきずいた 爾来明治維新まで約二百六十年間 當城は福井藩主松平家の居城であった
ここにある古い井戸は福の井と稱せられ 當城の改築以前からここに存し 名井として知られていた 寛永元年(紀元二二八四年)當地の名稱北ノ庄が福井に改稱されたが その由来はこの福の井の名に因んだものと傳えられている

ちなみに「寛永元年(紀元2284年)」と記載されているのはまちがいではなくて、皇紀の表記だそうです。
皇紀――正確には神武天皇即位紀元(じんむてんのうそくいきげん)――は、初代天皇である神武天皇が即位したとされる年を元年(紀元)とする日本の紀年法のことで、皇紀2284年は西暦1624年となります。

   

この記事をいろんなキーワードで分類してみましょう。

この記事のURLとタイトルをコピーする
これからあなたが訪問するお城をライフワークとして記録していきませんか?(過去に訪問したお城も記録できます)新規登録(登録は無料です)

福井城の城メモ一覧

あなたのお城巡りをより便利に快適に、そして楽しくするためにぜひ登録してください。

新規登録(登録は無料です)

フォローしませんか

攻城団のアカウントをフォローすれば、SNS経由で最新記事の情報を受け取ることができます。
(フォローするのに攻城団の登録は不要です)

今日のレビュー

天下 家康伝 上 (文春文庫)

徳川家康の生涯を描いた小説です。
大阪の陣が終わり江戸から駿府に向かう途中、泉頭の地で過去を回想する場面から始まります。一向一揆との戦い、三方ヶ原での敗北、嫡男信康の自刃、伊賀越えの窮地、小牧・長久手での辛酸、多くの出来事が家康の心情とともに描かれます。「家康の考える天下とは何か」が物語の主軸となっており、家康の生き様を感じることができました。
本作品は大河ドラマ「天地人」の原作者でもある火坂雅志氏の遺作になります。

伝もものふ山田(ヤマー)さん)

書籍ページを表示する

すべてのレビューを表示する

フィードバックのお願い

攻城団のご利用ありがとうございます。不具合報告だけでなく、サイトへのご意見や記事のご感想など、いつでも何度でもお寄せください。 フィードバック

読者投稿欄

いまお時間ありますか? ぜひお題に答えてください! 読者投稿欄に投稿する

トップへ
戻る