3巻で登場する城址は奥沢城、練馬城、八王子城、小田原城、番神山城、御殿山城、太田道灌別館、筑土城、高安寺城。コンクリートのお城は本物なの?気になるテーマですよね。
実は、かなり本格的な城めぐり漫画な東京城址女子高生の第3巻まで読み進みました。高校生たちが主役の話なので、前巻の夏合宿に続いては文化祭の話が中心になっていきます。青春してますね。
小田原城を攻城して、城の天守がコンクリート製の復興天守なのをめぐって本物か偽物か論争がまずあり、総構えの凄さを実感した後に遠くから見る天守の姿から受ける感慨が、なんとも素敵です。小田原城を本城にしている身としても、かなり良い話になっております。
こんな、素敵なお話を、まだまだずっと続けていって欲しかったんですが、この後の第4巻で最終巻になっております。東京だけでも200城もあるんだから、いくらでも続けられそうだし、女子大生ともなれば行動範囲も広げられそうなんですが。なにより自分にとっての東京のマイナー城といえばの飛鳥山公園こと飛鳥山城も登場していないのに。
とはいえ、主人公の最初の頃の城に対しての接し方から比べたら、人間的にも成長し、最後は非常に感動的な最終回を迎えます。
女子高生が主役で、絵柄も、もろに少女漫画なので、取っ付きにくい印象があるかもしれないですが、なかなかどうして、素晴らしい攻城の話になっております。ぜひ御一読ください。間違いなく、お勧めです。
高校を舞台にした作品らしく学園祭編に入っていきます。城址散策部がどのような展示をするのか楽しく読むことが出来ます。
また八王子城での亜子ちゃんの変化、田辺先生の「本物の城って何?」と言う問いかけへの回答シーンはオススメです。
タイトル | 東京城址女子高生 3 (ハルタコミックス) |
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著者 | 山田 果苗 |
出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 2020-03-14 |
ISBN |
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価格 | 814円 |
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