しのはさんは9件のレビューを投稿しています。
検索ページ気になっていたので購入して読みました。
非常に平易でわかりやすい文章したのであっという間に読み終えましたね。
なぜ江戸を選んだのか?という点について、なるほどと思いましたが、ではなぜそれまでの統治者は鎌倉や小田原を選んだのか?と思っていたら、次の章で見事に説明されていました。うーん、やられました。その章で紹介されていた関東を利根川を境に東西に分けて大豪族層と中小国人層という分類、見方があるというのをはじめて知りました。非常に良い本だと思います!
米子城の歴史、縄張りだけでなく発掘調査の解説や今は存在していない天守の考察や城下町など幅広い範囲かつ詳細に書かれています。また用語についても丁寧に解説しているので読みやすい書籍だと思います。ひとつの城郭、しかも建築物がほぼない城郭で1冊の本になっていることが驚きです。
江戸時代の幕藩体制に至るまで織田信長の時代から遡って論じています。その中で城郭と城下町、農村の関係性に注目しているところが特徴的。
面白い論調で一気に読めて楽しいのですが、どこまで信用して良いのかが不安になりました。あと藤堂高虎に寄りすぎているところもあります。
とはいえ、城郭と城下町のあり方が時代によって変わるという点については参考になりました。これから城下町歩きをするときの新たな視点をもらえるのが良かったところです。
山城に行く人限定ですがオススメします。
山城は標高が低いところが大抵なのでここまで必要ないという部分も多いです。ただ、全体像と選択肢を知っておけば取捨選択できるようになります。
そう言う意味ではこの本はちょうど良いボリュームだと思いました。
過去の自分と照らし合わせると、無謀な行動をしていたと感じることがあります。しっかり身に付けて安全かつマナーを守った山城巡りをして行きたいと思います。
謙信越山を通して、上杉・北条・武田だけではなく、古河公方・上杉憲政・簗田晴助・太田資正・里見義堯など東国の諸大名の目線で整理しながら東国の戦国史が解説されています。
読みやすいので小説のようにスラスラ読み進めるられます。真偽はわかりませんが、頭の中にあった東国のエピソードが繋がっていくような心地よさがあります。
北条時政、政子、義時を中心に権力闘争に関わる人物を紹介していくスタイルの書籍。鎌倉殿の13人の予習に丁度良い内容。自説は少なめなので読みやすいと思います。
それぞれの人物の事件を紹介した後で、現代社会における教訓を考察しているところが面白いところです。
ハンドブックという割には最新研究や研究者それぞれの自説も紹介していてかなり充実した内容になっています。大河ドラマを見ながら、どの説を採用したのかな?と見ていくには面白いかもしれません。
帯にも記載がある通り大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代考証を務めている著者の書籍である。この書籍は北条氏の視点で記述したもの。他にも後鳥羽上皇、朝廷の視点で描いたもの、源氏将軍の視点で描いたものがあり、3つ全て読むのも面白いと思います。
吾妻鏡を検証、批判することが多いのが他の鎌倉殿書籍との違いで特徴的なところ。著者の自説は多めに記述されており、どこまで信用できるかは置いておいて、面白い部分である。
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