米子城の歴史、縄張りだけでなく発掘調査の解説や今は存在していない天守の考察や城下町など幅広い範囲かつ詳細に書かれています。また用語についても丁寧に解説しているので読みやすい書籍だと思います。ひとつの城郭、しかも建築物がほぼない城郭で1冊の本になっていることが驚きです。
タイトル | 伯耆米子城 (山陰名城叢書1) |
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著者 | 中井均,國田俊雄,濵野浩美,佐伯純也,伊藤創,金澤雄記 |
出版社 | ハーベスト出版 |
発売日 | 2018-11-10 |
ISBN |
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価格 | 1944円 |
ページ数 | 294ページ |
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歴史上有名人のサイン帳。花押2045点、印章393点が使用した人物名の五十音順に並んでいる。総勢1,112名には天皇、公家、僧、書家・画家などもみられるが武将、大名が大半かな。花押は肉筆なだけに人柄を想像してしまう。個を立てつつ恭順の気持ちも込めてデザインを考えたのかな、筆の勢いとかバランスとか(本人 or 右筆が)何度も練習したのかなと思うと楽しい。バリエーションの豊さ第1位は伊達政宗で花押21種印章9種。細川忠興の印章で「tada uoqui」とアルファベットを使っているのには目を引かれた。雪舟や長谷川等伯らの名前もあってページをめくっていたらあっという間に日が暮れてしまった。
男性ばっかりと思うなかれ、高台院、光明皇后の印章、そして春日局の花押も掲載されている。巻末には没年順の索引があって光明皇后(701~760年没)はその筆頭だ、偉い。
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