弥一左衛門さんは15件のレビューを投稿しています。
検索ページ今は無き天守や櫓、門や御殿等々、134城720点の写真が紹介されている資料性の高い写真集です。萩城や津山城、岡城等今は石垣しかない城郭の天守が在りし日の姿はわくわくします。つくづく明治廃城令が恨めしくなります。
日本中の模擬天守をディスりまくってる本です。30城+αがバッサバッサと切られています。「この愛すべき夢と妄想と意気込みを見よ!」のコピーは秀逸。ページの2/3がカラーで模擬天守、後半1/3 に白黒で現存天守と復元天守を載せている、ある意味下剋上な面白くて読みやすい本です。
小和田哲男先生の100名城ならぬ100名将の解説本。見開き2ページに1人づつ皆が知っている武将からちょっとマイナーな武将までわかりやすく解説してされています。第一人者の著作だけあって人名辞典のように羅列的でなくエピソードも叙述的に紹介されていて勉強にもなります。読み込む本ではないですが利用価値は十分です。
近江、長野、愛知、岐阜ときたらこれを出さずにはおれまい。三重県は石垣の城のイメージが強いですが、風光明媚な景色が拝める山城がけっこうあります。このシリーズはTETSUさん仰る通り地図と縄張図がしっかり載っているのでこの本がなければ辿り着かなかった曲輪は沢山あります。大変重宝している逸品です。
最近攻城したので臨場感が新鮮なまま読破できました。九戸政実の乱は籠城軍3000VS秀吉軍150000(諸説あり)。到底勝ち目のない戦に臨んだ政実公の大義や大軍を擁してまでも攻め入らせた石田三成の目論見に目から鱗。面白かったです。
タイトルに惹かれて衝動買い。臼井城の戦いは上杉輝虎(謙信)軍との籠城戦。主人公白井浄三入道胤治は実在人物ですが資料が乏しいためドラマチックに脚色されていて楽しく読み切りました。上田城や忍城もそうですが柔善く剛を制した戦は痛快で高揚します。
戦国三大梟雄のひとりといわれている松永久秀。下剋上、将軍殺害、大仏殿焼失、クリスマス休暇、謀反、九十九髪茄子献上、爆死と、話題に事欠かない人物です。案の定好色で残虐な、癖がすごいキャラとして登場します。コテコテの関西弁に最初違和感があり、やがて慣れましたけどどうでしょうか。怒涛の人生、史実的な真偽は置いといて、小説として楽しみました。
本年1月、全25巻完結しましたね。戦乱の世の中で道楽にすべてをささげたなんて、なんて素敵な人生。もちろんフィクションですが上手く歴史的事実とシンクロさせていて知識も得られました。茶人や絵師にスポットが当たる漫画はそうないでしょう。戦国有名武将はほぼ登場、顔芸で笑わせてくれます。古織殿、12年間「乙」でした!
3天下人の関係性と戦国時代のあらましを池波正太郎氏が教えてくれます。アマゾンレビューにも書かれているように年少者向けの非常に読みやすい作品です。1冊で3人の事がだいたい理解できます。中上級者には物足りないと思いますが、同氏の時代小説は「真田太平記」など長編が多いので、長編を読み切る自信のない方にはうってつけです。
織豊期の有名な合戦の陣城を、信長初期/信長後期/秀吉天下統一期の三期に分けて解説しています。掲載数は砦、付城、要害、築地と呼ばれるものまで入れて、161城。山城の奥深さは底なしです。合戦の戦況はざっくりですが、すべての城に縄張図が添付され、評価も書かれています。巻頭カラーには香川元太郎氏の復元図が掲載されています。充実の内容。戦う為にだけ作られた城たちのディープな世界は如何ですか?
レビュー投稿を見てすぐ読み始めたけど前半の会話文調に苦戦、やっと読了しました。しかし流石ハードボイルド作家、中盤からの合戦シーン、更に後半クライマックスに向けて鬼気迫るものがありました。北畠顕家は若干16歳で陸奥鎮守府将軍に任ぜられ、秀吉中国大返しにも勝る超高速行軍を成し遂げ、全国に3つの銅像が設置(北畠氏館は直接は無関係なのに)される有能な武将ですが、足利尊氏、楠木正成、新田義貞らのビッグネームに隠れていてちょっと悲しい。多賀城攻城した時もあんまりフィーチャーされてなくて、残念な思いになりましたが、この本で勇猛果敢な若き将軍の生きざまにあらためて感服しました。
グスクのレビューがないので投稿します。先日の琉球ツアーでの雄大な石垣のインパクトが冷めやらず、攻城後に購入。復習の意味で読みましたが、ガイドはやはり現地で読むべきもの。登録グスクほとんどが網羅されていて簡潔に説明され利用価値充分です。コンパクトで携帯にも便利。これから攻城お考えの方にぜひお勧めします。
攻城後、琉球王朝の巨視的な歴史が知りたかったので購入。グスクの発掘を通じて異文化王朝の成り立ちや思想が解ります。多少教科書的な専門書ですがそれほど難しくはないです。各グスクの比較や分布など、少しは理解できたような気がします。
豊臣秀吉の知力権力に翻弄された織田信雄と北条氏規が主人公。死ぬか生きるかの時代に、紆余曲折の数奇な運命をたどった二人が肥前名護屋城で御伽衆として再会します。運はいいが才能がない信雄と、才能はあるのにうまくいかなかった氏規。韮山城で対峙したこともある二人の思い出話はつら過ぎて笑えませんが慰めあう中でひとつの答えが出ます。勝ち組とは何ぞや?豊臣家と対比して考えると面白いです。
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