善右衛門

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戦国武将が昔から好きで、城めぐりはこの数年で楽しみを知りました。車の運転をしないので一度に訪問できる数は少ないのですが自分のペースで年に1~2箇所回れたらいいなと思ってます。よろしくお願いいたします。

善右衛門さんのレビュー(書籍)

善右衛門さんは4件のレビューを投稿しています。

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戦国武士の履歴書 (戎光祥選書ソレイユ006)

この本は里見吉政という上州のある戦国武士が自分のことを書き起こした「戦功覚書」というものを著者が解説してくれる本です。里見吉政は最終的に井伊彦根藩の重臣(1000石)にまでなりますが、この本では武田氏が滅ぶ天正の頃より話が始まります。当初は北条方で戦い、やがて滝川一益の下で神流川の戦いに参加、その後秀吉に従い九州攻め、浅野長政配下で忍城攻めなど有名どころの大名の元を渡り歩き戦国の世を生き抜きます。自分で自分の戦功を書き遺すという特性上、多少なりとも誇張や勘違いもあるとは思いますがリアルな戦国時代を追体験してるみたいでのめり込めます。この本の著者自身もイキイキと解説してくれているのでスルスルと読み進められます。城攻めや戦の様相も知ることができ、とてもおすすめだと思います。

海道の修羅

今川義元が花倉の乱を経て家督を継いでから桶狭間で討ち死にするまでを描いています。名家今川を継ぐ義元の覚悟、あと一歩のところまで完璧だった男が最後に見せる綻び。信玄の川中島や氏康の河越のように派手な合戦歴のない義元ですが、ここにいる義元は間違いなく武田、北条と同じか彼らの一歩上をいく当時最高峰の戦国武将です。若き日の信玄、氏康との外交駆引きはもちろん、彼らの親である信虎や氏綱すら手玉にとる。若き日の家康とのかかわりなども地味ですがきちんと描かれています。最後は信長のことも決して侮っていないなになぜ敗れたのか、これが本当の義元なのではないかと思わせるほど説得力があります。麒麟がくるで、美濃の道三の時代が描かれていましたが、登場人物の一人でもある今川義元が同時代に何をしていたのか。今川義元に興味があるなら必見です。

戦国三代の記―真田昌幸と伍した芦田(依田)信蕃とその一族

武田の家臣だった依田(蘆田)信蕃の息子が自家の歴史として幕府に提出した蘆田記(依田記)を紹介している本です。読み下し文を掲載してひとつひとつの場面毎に内容の要約と、著者の綿密な考証、検証を加えていき、その情報量の濃さは、読みごたえがあります。岩村城、二俣城、高天神城、田中城に縁があります。

現代語訳 家忠日記

よく一次資料として紹介されている家忠日記を現代語訳したもの。家忠はたんたんとどうでもよいようなことを一言メモのように記録している。 今見るとすごい事件、合戦に関することでも当時の記述は誰かから頂き物をもらった程度のことと同程度の扱いの記述にかえってリアルを感じます。読み物としては面白くはないけど、一級資料として読めば戦国武将のリアルさが肌で感じられる楽しさ。できれば原文か読み下し文を掲載してほしかった。家忠は落書きのようなイラストも書き込んでたらしいが、それも掲載されていないのは残念。ですが、一般書として家忠日記は近年書籍化されていなかったのでおすすめです。

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霧の城 (実業之日本社文庫)

織田と武田、二つの勢力の間の城を舞台に、敵同士として出会った男と女の運命を描く。岩村城の遠山氏に嫁いだおつやは信長の叔母。子がないまま夫が急死し、信長の息子を養子とした。信玄に美濃攻めを命じられた秋山善右衛門は、岩村城を攻めあぐね、その攻略に奇策を講じる。和議の条件としておつやに自分との結婚を要求したのだ。善右衛門にとってはただの戦略、おつやにとっても4度目の政略結婚のはずだったが……。信玄の死とそれに続く信長の反撃は二人を追い詰めていく。岩村城をめぐる攻防がよく描かれている作品。

こめつぶさん)

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