青海さんは4件のレビューを投稿しています。
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お城の知識だけでなく、お城を学ぶことの意義、城郭考古学が社会に還元できること、未来へ貢献できること、世界の城と日本の城との比較、21世紀の城郭整備の在り方についてなど、色んな角度からお城について知り、考えることができました。
また、文学博士でもある千田先生の情緒豊かな言葉選びが読者の心を惹きつけます。
お城好きの人たちを勇気づけ、新しいお城の冒険へと背中を押してくれる一冊です。
様々な時代の歴史を学ぶ際に、ナンバー2の立場にある人物に魅力を感じることが多いので興味深く読みました。
人物ベースでは、既に知っている人のことは改めて復習でき新しい知識を得ることもできましたし、時系列の中で既知の人物の間をつなぐ知らなかった人や名前だけ知っていた人について多くの知識を得ました。
組織ベースでは、朝廷・幕府の内政の移り変わりを通史的に見ることができ、自分の中の歴史年表がより鮮やかになったと思います。
また、知識を得るだけでなく、項目が全部つながっていく小説のような書き方がされているのでどんどん読み進めたくなりますし、項目ひとつひとつはコンパクトにまとめられているので短い時間で読み切りやすく、読む人のペースに合わせてくれる構成だなと思いました。
一読した後も、別のメディアで歴史のエピソードに触れた時に思い返すためにこの本を開きたくなるでしょうし、再読してまた歴史への興味が増す、歴史の楽しみを深めてくれる一冊だと思います。
文庫版で読みました。
「賤ヶ岳の七本槍」と呼ばれた7人の戦国武将の視点から「八本目の槍」である石田三成を描くという物語です。「賤ヶ岳の戦い」「関ヶ原合戦」「大坂夏の陣」という日本史上有名すぎる出来事の奥にある人間ドラマ、史実と創作が絶妙に織り交ぜられています。
三成の視点がほどんど語られないのに、その人物像がくっきりと見えてくるのも不思議です。
七本槍に数えられた武将たちの名前くらいは知っていたのですがそれ以上のことは無知であった私は、この作品を読んで全員のことが大好きになり、すぐさま七本槍ゆかりのお城・史跡めぐりに行きたくなりました。特に印象がガラリと変わったのは「福島正則」。広島城にまた行きたいです。
小姓組として少年時代を共に過ごした8人が、成長するにつれて袂を分かっていくストーリーは現代にも通ずるような青春ドラマであり、ミステリのような伏線回収も楽しめる内容です。
今村翔吾の手腕は伊達じゃなかった。
毎章泣きました( ߹꒳߹ )
真田信繁は何故、晩年に「幸村」と名を変え大坂の陣に出陣していったのか?
日本史に残るこのミステリーに、新しい解釈を示してくれる一冊です。
歴史小説であり、ミステリー小説とも思える物語の舞台は大坂の陣。
徳川方・豊臣方に属する武将たちの様々な思惑が絡み合う中で、「真田幸村」と関わった武将たちと兄である真田信之の視点で幸村の輪郭が語られていきます。
主人公の主観でなく、周囲の人物たちの視点で主人公を表していくストーリーテリングが今村翔吾のスタイルなのかなと思えますが、そこに歴史を俯瞰する読者の視点が重なり、より没入できる気がしました。
作中に出てくる武将たちが必ず放つ
「幸村を討て!」という台詞に、全て違う想いが乗っています。
戦国時代、最期の大戦に込められた願い・夢・野望。そして、その中で「真田の戦」とは何だったのか。
誰が真田幸村を「日本一の兵」にしたのか。
最終章で全ての伏線が見事に回収され、「本当はこうだったんじゃないか?」という感動と、読後の爽快感がたまらない、真田家まるごと好きになる一冊でした。
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