佐賀城本丸歴史館は佐賀城の本丸御殿の一部を再現してつくられた施設です。
もともと本丸御殿は、それ以前の藩政の中心として使われていた二の丸御殿が1835年(天保6年)に焼失したため、10代藩主の鍋島直正によって再建されたものです。
しかしその後、1957年(昭和32年)までに解体されました。
この佐賀城本丸歴史館は、2004年(平成16年)に木造復元されましたが、本丸御殿の復元としては日本初で、45mもつづく畳敷きの長い廊下や320畳の大広間など、木造復元建物として日本最大規模を誇ります。
これが玄関です。
残念ながら内部の撮影は不可でしたので、外からの写真です。
これは天守台の上にある石碑です。
佐賀城本丸歴史館
佐賀城本丸歴史館は、日本の近代化を先導した「幕末・維新期の佐賀」の歴史や、世界に活躍した先哲の偉業を検証し、分かりやすく伝える施設として、また、新しい郷土発展の源泉となる施設として、ここ佐賀城本丸跡に建設されました。
この歴史館は、佐賀十代藩主鍋島直正が天保期に再建した佐賀城本丸御殿(一八三八年完成)の一部を忠実に復元しており、本丸御殿の復元としては日本初、木造復元建物としては日本最大規模となる2,500m2の広さを誇ります。
復元にあたっては、佐賀城本丸御殿の発掘調査、絵図・差図・文献資料・古写真、類例建物など建物復元調査の成果をもとに、佐賀城本丸の正確な位置に遺構を保護しながら再建しています。復元された建物は、当時の名称で「御玄関(おげんかん)」「御式台(おんしきだい)」「外御書院(そとごしょいん)」「御料理間(おりょうりのま)」「御納戸(おなんど)」「御仕組所(おんしくみどころ)」「屯之間(たまりのま)」「御小書院(ごこしょいん)」「御座間(ござのま)・堪忍所(かんにんどころ)」という建物です。
建物周囲の国重要文化財「佐賀城鯱の門」、城堀、そしてこの天守台などの文化遺産とともに、当時の雰囲気を味わうことができる魅力的な空間です。