津山城入口付近に初代藩主・森忠政の銅像が設置されています。
森 忠政 一五七〇―一六三四
幼名を千丸。元亀元年、美濃(岐阜県)金山城に生まれる。京都本能寺の変で、織田信長を守護し、悲運の最期を遂げた森蘭丸の弟。天正一二年(一五八四)兄長可(ながよし)の戦死後家督を継ぎ、豊臣秀吉に仕えて金山七万石を与えられる。のち徳川家康に仕え、慶長五年(一六〇〇)信濃(長野県)川中島一三万七〇〇〇石を領す。同八年美作国一円一八万六五〇〇石を与えられ津山に入封。翌九年より津山城の築城に着手、また城下の街づくりを始め、現在の津山の基をなした。寛永一一年(一六三四)三代将軍家光に随伴して津山より上京するが、食傷により急死す。享年六五歳。なお、この像は津山市小田中、森家の菩提寺本源寺にある木像を基としたものである。寄贈・津山鶴山ライオンズクラブ