上り立ち門(のぼりたちもん)は桁行(間口)3.64m、梁間(奥行)2.15mの規模で、現存する薬医門としては全国でも最大クラスの門です。
江戸時代の絵図によれば、当時は搦手筋に位置する場所にあったようで、この門を通って天守へ登城していたようです。
宇和島城に残る現存建造物は、天守とこの上り立ち門の二棟のみです。
なお、門の左右にある両袖塀は、管理上備え付けられたもので、当時のものではありません。
2006年(平成18年)〜2007年(平成19年)にかけて、屋根の全面葺替・門扉及び控柱根元の修理・両袖塀の改修がおこなわれました。