藩老桑折氏武家長屋門(はんろうこおりしぶけながやもん)は城山東北側の登城口にある長屋門です。
宇和島藩の家老・桑折家の屋敷内に現存していた長屋門で、1952年(昭和27年)に宇和島市へ譲渡され現在の場所に移築されました。
ただし移築の際に場所の都合上、左側の大部分が切り取られています。
移築前の大きさは間口が約35m、奥行4.1mもあり、門扉1枚が縦3.1m、横1.3mあったそうですが、現在は間口が約15m、奥行4.1mとなっています。
向かって右側は馬屋で、左側の部屋には門番と家付の使用人や仲間・小者が居住していました。
1963年(昭和38年)2月11日に宇和島市指定有形文化財に指定されています。