園部城にあった太鼓櫓は現在、市内にある安楽寺に移築されています。
案内板があります。
南丹市指定文化財安楽寺太鼓櫓
当寺の山門をくぐり、直ぐ左に見上げられるこの太鼓櫓は、元和五年(一六一九)但馬国(兵庫県)の出石から移ってきた小出氏の、旧園部城にあったものを、明治四年(一八七一)に当寺に移築したものと伝えられている。このことは、移築の際に付けられたと思われる番付墨書や、重層本瓦葺の軒瓦に「小出」の銘が残っていることからもうががうことができる。下層(一階)は二間半の方形の一室で階段が設けられ、上層(二階)は一間半の方形で四方とも板戸引き違いの造りとなり、亀山城(現亀岡)にあったといわれる大きな太鼓が掛けられている。外観は下層が軒下まで塗り込み漆喰仕上げで腰板張り、上層は素木(しらき)のままで長押(なげし)を廻らせている。太鼓櫓としての機能をよく現し、中世寺院の姿をよくのこしている。
平成十七年三月 南丹市教育委員会
たしかに軒瓦には小出氏の家紋(替え紋)があります。
(正式な小出氏の家紋は「額に二八文字」です)
お寺の外から見た太鼓櫓です。
園部城址からは少し距離があります。
(クルマで20分くらい)
安楽寺の観光情報
住所 | 京都府南丹市八木町北屋賀国府26 |
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