現在この模型は撤去されています。
現在、北ノ庄城址(柴田神社)には北ノ庄城の復元模型が展示されています。
2011年(平成23年)8月に福井市により設置されたもので、2年程度の設置予定だそうです。
NHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」に北ノ庄城が登場したのを記念してつくられたようですね。
案内板の内容はこちらです。
北庄城復元模型
ここ北の庄城址公園は、かつて織田信長から越前8郡の支配を委ねられた、柴田勝家公が築いた北庄城の天守があった場所と言い伝えられています。NHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」の放送を機に、当時の北庄城の風景に思いを馳せるものとして、この復元模型を設置しました。
しかし、北庄城は、天正11(1583)年、賤ヶ岳の合戦後に落城するまで、7〜8年しか存在しなかったため、天守の外観を伝える絵図や図面は現存していません。当時の北庄城の様子を伝えるものは、当時北庄を訪れた宣教師ルイス・フロイスが書き残した「城及び他の家の屋根の、ことごとく立派な石で葺いてあって、その色により一層城の美観を増した。」、「その城の屋根は甚だ滑らかで、轆轤(ろくろ)にかけたごとく形の整った石を以って葺いてあった。」という記述と、羽柴(豊臣)秀吉が賤ヶ岳の合戦後、小早川隆景に宛てた書状に「城中に石蔵を高く築き、天主を九重に上げ候。」と書いた、わずか2つの文書しかありません。そこで、外観については北庄城と同時期に建築された丸岡城や松本城などを参考にして製作しました。
階層については、秀吉の書状には「九重」とありますが、現存天守及びかつて存在した天守を含め、5層より高い階層の天守は確認できなかったことから、5層としました。
屋根については、ルイス・フロイスの記述や、平成16年に北の庄城址公園を整備したときに笏谷石(しゃくだにいし)の屋根瓦が出土していることから、笏谷石の石瓦を使用していたと設定し、青みがかかった色に塗っています。
大きさは縦横4メートル、高さ5.7メートル。材質は主にFRP(繊維強化プラスティック)を使用しています。
平成23年8月から2年程度の設置を予定しています。
※笏谷石 福井県足羽山で算出する緑色凝灰岩。当公園の石垣もこの石を使用している。 福井市