上杉神社は米沢城址(松が岬公園)に1876年(明治9年)に創建された神社です。
当初は上杉謙信と、米沢藩中興の名君である上杉鷹山が祀られていましたが、1902年(明治35年)に別格官幣社(べっかくかんぺいしゃ)に指定され、このとき祭神は謙信のみとなり、鷹山は新たに設けた摂社「松岬神社(まつがさきじんじゃ)」にうつされました。
ちなみに別格官幣社とは明治政府が定めた国家神道のもとでの社格のひとつで、国に尽力した人物を祀る神社を指します。
1919年(大正8年)に起きた米沢大火で類焼し、ほとんどの建物が焼け落ちてしまいましたが、1923年(大正12年)に現在の本殿が完成しました。設計は米沢出身の建築家、伊東忠太博士です。
(伊東忠太博士はそれまでの「造家」という言葉を「建築」に改めた人です)
上杉神社の稽照殿(宝物殿)には、上杉謙信、上杉景勝の武具甲冑をはじめとする多くの遺品と、上杉家の重臣である直江兼続の甲冑(通称「愛」の甲冑)などが展示されています。
また、上杉謙信の命日である4月29日(旧暦3月13日)には例大祭が行われ、5月3日までの期間は米沢上杉まつりが開催されます。
上杉神社の観光情報
住所 | 山形県米沢市丸の内1丁目4-13 |
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開館時間 |
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休館日 | 年中無休 |
観覧料 | 無料 |