明智光秀関連本ではあるが、本能寺の変とかは特に載せていない。(軽く解説があるのみ)
本書では光秀の関わった城郭が取り上げられ、特に他本では取り上げられにくい丹波攻略を重点を置いていて?とても面白い。城郭史の観点から光秀とは何者だったのか追求できる1冊
ぜひとも読んでほしい
タイトル | 明智光秀の城郭と合戦 (図説 日本の城郭シリーズ13) |
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著者 | 高橋成計 |
出版社 | 戎光祥出版 |
発売日 | 2019-07-31 |
ISBN |
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価格 | 2700円 |
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三浦先生が書かれた「近世城郭の作事 天守編」に続き、今回は「櫓・城門・土塀」編を読みました。特に、城門、土塀については書いてあることのほとんどが初めて知る事でした。城門の種類ですが、薬医門は安土桃山時代だけで、高麗門は文禄・慶長の役で朝鮮半島での築城時に発明され、構造は薬医門と変わりませんが屋根が小さいので防戦上で有利、屋根が小さいので用材が少なくて済むなど、関ヶ原の戦い後、薬医門から進化した高麗門に取って代わられたそうで、現在城跡に残っているのは圧倒的に高麗門で、医薬門は少ないとの事です。また、関ヶ原以前の櫓門では石落がないので、櫓門の石落は関ヶ原以降の発明と考えられるとの事を初めて知ります。土塀についても、付壁塀、築壁塀など色々な種類があるそうで、天守、櫓以外に城門、土塀にも注目することにより、新たなお城巡りの楽しみを再発見させてもらえた一冊だと思います。
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