こちら側から見ると要害感はありませんが、線路南側から見ると河岸段丘上のお城であることがわかります。
来迎松の名前の由来は大手側に大きな松が二本あり、それを朝拝んでいたことによるものだそうです。素敵です。ここより東側に大手があったのですね。

お城の遺構のお鷹井戸は私有地内にあるため、立ち入りはせず、案内板を見るに留めて欲しいとのことです。

今日は設楽原周辺の未攻城のお城、まだ行ってない合戦の陣所を巡ってきました。それから雁峰山の鳥居強右衛門狼煙場・涼み松（写真）にも登ってきました☺️
涼み松の狼煙場は岡崎城に救援依頼した後、（援軍来る！）の朗報を伝える為の狼煙を上げた所だそうで、小さな削平地状になっていて、木々がなければ眺望があった感じでした。
（狼煙で援軍の事を知らせれたのだから、ミッションクリアなのに。もうここで昼寝とかしたらよかったのになあ、強右衛門さん）と思ってしまいました。

雁峰山に登った後、欠下城を目指していたら、川上公会堂前に
（鳥居強右衛門と鈴木金七郎の長篠城〜岡崎城へのルート）のキレイな案内板がありました。
二人は長篠城から脱出し、雁峰山の（涼み松）でない別の狼煙場（のたば）から（脱出成功）の狼煙をあげ、その後岡崎城まで走ったとのこと。
強右衛門は翌日一人で長篠城を目指して戻り、金七郎は織田軍の嚮導をしつつ戻り帰農したとされる、と書かれてありました。
今度はこっちの狼煙場経由で岡崎城まで走らなあかんかな💨
朝は寒かったけど、だんだんと寒さが緩んで気持ち良い散策となりました。

主郭北東のⅡ郭。少し薮になっていて、削平も甘い感じですけど、奥に堀切があるので、覗きに行ってください。

このお城の見どころエリアです。

全部写っていませんが、堀切を含めて五本の竪堀が落ちています。
その深さは均一でないし、土饅頭みたいな畝の大きさもマチマチです。どこかで畝状竪堀群を見てきた人がマネしたイメージ。

曲輪の面と掘底の高低差はかなりあるんですけど、掘底はシャープでないので、切通しみたいにも使われていたのかな。

主郭西側帯曲輪のⅢ郭割と広々しています。

堀切ですけと、掘底部分はⅢ郭と高さが一緒で繋がっています。右側が主郭。

三角形で小さな主郭。水運などの監視の砦ですね。

城趾の北側は絶壁になっていて直下に川が流れています。

尾根上に出るとⅤ郭があります。虎口を狭めるような土塁状遺構があり、仏さんやお地蔵さんの台座になっています。

尾根上のⅤ郭まで急ですけど5分もかからないです。

風鈴寺として知られる増福寺。チリンチリンといい音です。
お寺の左手すぐに登城口があります。案内板、道標も出ています。