団員が投稿した書籍のレビューを最新順で表示しています。
書いてあることの半分も理解できていないけど、狩野山楽について丁寧に紹介されている。「京狩野すごい」や「山楽は天才」というありきたりなスタンスではなく、むしろ「ほかの狩野派の面々が永徳の才能にひれ伏して早々に別のスタイルを模索したのに対して、山楽は最後まで永徳に追いつかんともがいた人」としてちょっと不器用な人扱いになっている。だけど、だからこそ寛永期の二条城改修において曲がりなりにも永徳様式で障壁画を描けたのは山楽だけだという評価にもつながっていておもしろい(「松鷹図」のことです)。
図版も多数収録されており、図版と評論で二度楽しめます。海北友松のパートは勉強不足でまだちゃんと読めてないです。
鶴ヶ城の柴兄弟生家確認記念。
他にもあるのですが、柴五郎について一番最初に読んだ本です。今では小説になって読みやすいものもありますが、これと「ある明治人の記録」はおすすめです。
タイトルの守城は日本の城ではなく、活躍の場も当然外国になってしまいます。攻城団のコンセプトから離れてしまうかもですが、歴史の本ということでご勘弁を。
過去の高度成長期時代?の若者のそれぞれの生き様が描かれております。
長崎に城めぐりに行く前に、関連する面白い小説はないかと、軽い気持ちで検索してたら、ヒットしました。
城というタイトルですが、お城のことはそんなに詳しくでてきません…笑
大村城や、天草の歴史など、日常の風景でチラホラと登場します。
長崎市内にで今でも営業されている、富士男さん→喫茶店、銀嶺さん→喫茶、トルコライスがでてきますので一度いってみたいです。
少々古い書籍ではごさいますが、遠藤周作先生の本は、敷居が高くなく、すごく読みやすいと思いました。
書店をぶらついて、「ブラタモリ」のムックが出ているのを知り購入。まだ三河のどこもブラタモリは取り上げてくれてないのだが、元尾張人なので名古屋の号を探してみると「名古屋・岐阜・彦根」で15号1冊になっている! 神号かよw
ということで皆さんの地元が載っている号もさることながら、この15号は攻城団員にはマストです。(初版はステッカー付き)
取り上げている時代は桶狭間の戦い~大阪夏の陣。それらの戦(いくさ)で、信長・秀吉・家康の三英傑や光秀・三成らがどのように部下を使い、敵を欺いたかをマネジメント目線で分析したもの。
書き出しの桶狭間の戦いでは、表紙にも使っているダイアグラムも用いて、信長が初動をこらえて、今川義元の動きを引き付け、勝ち目の高い進路をとったことなどが詳細に書かれています。
その後はというと、筆者が力尽きたか、そこまで詳細な分析はなくなります。織田建設羽柴組やらコンサルタントといった現代の言葉に例えているくらい。それでも、藤吉郎が上司信長に取り入るための自己アピールや気配りとか、信長が信玄に年7回も付け届けを贈ったのは自分の方が格下で敵意がないふりをしていたとか、十分楽しめる内容でした。
カバーしている時代と主役たちが、攻城団員にはどんぴしゃなのでオススメですね。
群馬の真田三名城めぐりに行く前に読み始めました。実はまだ読み終わっていませんが、信幸も父や弟とは違う策士っぷりがうかがえます。自分も長子なのでついお兄ちゃんに肩入れしたくなってしまうのもありますが。
会津蘆名氏には、家督相続を巡る内紛を伊達政宗に付け込まれ滅亡したと言う、負の印象がどうしても拭えませんでしたが、そこに一石を投じる作品です。「金上盛備」「富田隆実」ともに、摺上原合戦で敗れた武将、程度の印象でしたが、見方が変わりました。
地元の歴史や人物を調べる上でとたんに気になった上杉謙信。一般的な知識はあると思っていたので、最新の謙信像を知りたく購入。
帯の文面、謙信は「義の武将」ではなかった!はなかなか煽っています。
書状のやり取りから聖将謙信ではない人間謙信の姿を面白く読みました。
何度「団長公記」のネタに使わせてもらったかわからないくらい、いろんなことが書いてある良書。「改易大名データファイル」とかこのデータだけでひと晩語り明かしたいくらい。
桶狭間の戦い、山崎の戦い、新田の鎌倉攻めなどにスポットをあて、当時書かれた日記などから気象を読み取って、合戦を再考察すると言った内容です。
気象予報士の視点で書かれているので、こう言う見方もあるのね…と思って読むと面白いかと思います。
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江戸時代の大名について詳しく知りたいと思っていた時に目に止まり、読んでみることにしました。江戸時代大小併せて260~300藩有ったと言われていますが、本書では大名の格差をテーマとして石高、将軍との関係、江戸城、江戸藩邸、参勤交代の5つに分けてエピソードを交えて書かれています。石高の大小による格差をはじめとして、将軍家から嫁をもらったり、養子をもらったした大名の家格が上げられたり、その家格によって江戸城内での将軍との拝謁の仕方や服装が違ったり、江戸藩邸では門構えや屋敷の広さに差が見られたり、最後に参勤交代の道中でかち合いそうになった場合とか宿場が同じになりそうになった場合にその大名の格差が顕著に表れる事を細かいところまで知ることが出来ました。その当時の大名たちは自分の家格を十分に認識した上で行動し、少しでもその家格を上げることを日々考えていることがよく理解できる一冊でした。
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